マチが来りてBook落ちる」より続き

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タクシーの中で,いやなことを思い出す。

今日はTigerの解禁日だ。

名物の行列と遭遇するのだろうか?

....Open初日よりひどそうな行列。虎の尾どころか。ヌーの群れのように長い。5、6ブロックはありそうだ。

駄目もとだと思って、長くてビミョーに行儀のいい行列を横目に入口へ。係員に尋ねる。

「Tigerでなくて、故障修理に来たのですが」

「本日はイベントで17:00で通常業務を締め切り、イベントのみとなっております」。この時時計は18:00を回っていた。

弾、虎になる。

D:「Apple Storeって20:00までやってるんじゃなかったのか?困った時のためのApple Storeじゃないのか?だいたいWebを見て来たのに,『通常業務は17:00』なんてどこに書いてあったんだ?」

A:「ですから....」

D:「修理できなければ、一台買って中身入れ替えしてもらおうと思ったのに。ウソダドンドコドーン! iBookノカラダハボドボドダ!

A:「....それでは、中でお話を伺います」

オンドゥル語が功を奏したのか、何とか中に入れてもらえた。

今までの経緯を話し、それが本当であることをデモる。

A:「これ、Appleの方でも同様の問題があることを確認しております。無償交換の対象だと思われますが、お急ぎですよね?」

D:「もちろん!」ノートパソコンが一週間も手元にないのは、もはやマチにも耐えられない。私の忍耐力のなさは彼女譲りでもあるのだから。

自分で書いた処方箋を口頭で伝える。

D:「一台新しいのを買って、Target Disk Modeで中身を吸い出せれば」

A:「それでは Target Disk Mode で認識するか確認してみますが、このケースですとうまく行かない場合もあるんですよ」

おそるおそるFireWire Cableが接続され、Tを押しながらiBookが再起動される。

A:「あ,認識しました!」

はじめての朗報*2

A:「それでは一旦売り場の方にご案内いたしまして、iBookの購入手続きを済ませて下さい。Disk吸い出しはそのあと承ります」

虎の子目当ての客でごったがえす中、別の販売担当がiBookのところまで案内。歳を召した女性であったが、なかなかのやり手であった。ついでにiPod Shuffleまで買ってしまった。

購入を済ませる頃に,最初に応対した「じーにあす」がやってきて、申し訳なさそうに

A:「すみません、店内がこういう状態なので、本日中にDisk吸い出しが出来るかどうか微妙になってきました」

解決策はすでに見えた。ここは折れよう。

D:「大丈夫です。あとは自宅でなんとかします」

購入手続きを済ませ、メモリー増設を外で茶をしばきつつ待つこと20分ほど。ケータイにメモリー増設完了の一報。ブツを軒先で引き渡してもらうやいなやタクシーへ。

Apple Store Ginzaの印象は、曇りのち晴れとなった。殺人的な喧噪の中、無理をきいてくれたスタッフに改めて感謝!。

「あとは作業あるのみ」!

....甘かった。

つづく