ちょうどいい機会なので、この質問への答えという形で、なぜ私が新書が大好きでハードカバーが嫌いなのかを書くことにします。
404 Blog Not Found:いい学校の作り方--susumuさんのコメントこんばんは。 何かがつんがっつん本読んでいるみたいですけど、どれ位のペースで読むんですか?何かいっぺんに何冊か読むとかも聞いたんですけど。そんなこと可能なんですか?
だいたいペースとして、買うのが月100冊程度、立ち読みで済ませるのがその2倍程度。代金にして最低5万円、でも10万は行かない程度です。これでも昔に比べるとだいぶペースが落ちてきています。現在の本棚の収容能力は、新書換算で25,000冊ぐらい。まだ4割ほど明けてます(ただし、実家にも結構本、特に完結した漫画がおいてあるので、全部合わせると20,000冊ぐらい)。10年持たそうと思うと、もっとペースを落とす必要がありますね。
いっぺんに買う分量は、本屋だと二袋、30-40冊ぐらい。残りはAmazonなどオンラインで。アフィリエイト効果が大きいのでやはりAmazonが多くなってしまいますね。報酬もギフト券でもらってます:)。
私が新書が好きで、ハードカバーが嫌いな一番の理由がそこです。「不動産」を食い過ぎるんですよ。読んだ端から古本屋行きという人もいて、それがちょっぴりうらやましかったりもしますし、本をきちんと買う理由として、「マーキングしまくるし付箋を貼りまくるから」ということもないので、「物品としての価値」もそれほど落ちていないのですが、私は思い立ったら読み返したくなる質なのでなかなか捨てられないんですよ。
それなら小さければいいの?というと、文庫だとちょっと小さいんですよね。あと傾向として、最近はフィクション(漫画を除く)をあまり買わなくなったので、結果として文庫は意外と少なくなったということもあります。実家火事以前は、これが正反対でして、たとえば星、小松、筒井の御三家は全部持ってました。当時は金がなかったので、古本の方が多く、本棚も閉店する本屋からただで譲り受けたものを使ってました。
「大きくなければソフトカバーも駄目?」というと、これはそうでもないんです。特に漫画は、絵があるのでモノによってはやはり大きめの版型もまたうれしい。昔は新書サイズだけだったのも、青年誌のコミックが四六版を導入し、A5版も増えてはじめ、今ではものによってはA4版もあります。漫画の大型化傾向は、漫画の「メインストリーム」化という側面もあり、必ずしも不歓迎ではありません。私だって「AKIRA」や「サルまん」や「深く美しきアジア」は大判で読みたい。ちんぴょろすぽ〜ん。
しかし、そうでないハードカバーって、もうはっきり言って目方を増やして値段を上げてるだけ。私のようなbibliomaniaには最低の版型です。同じ値段と目方なら、新書なら3倍は楽しめます。3倍というと量産型ザクとシャア専用みたいですが、読む、というより消費するスピードは多分それ以上違うので。
最近新書が増えてきたのは、やっと出版社にもその辺の事情がわかってきたかな、と関心する一方、それでも名前が確立した作家、とくにフィクション作家の本をハードカバーで出すというのは読者をなめてると思います(だから「半島を出よ」をまだ読んでない)。出版社のみなさん、ブックオフを責めるのもいいですがもっと読者を大事にしましょう。
それでも「ローマ人の物語」や「メタルカラーの時代」やサイバラは買っちゃうんだよなあ。ぐぞう!読者の足下みやがって!
あと、やはり読みづらい。「2丁拳銃読み」は、本全体がしなってくれないと不可能なんですよ。最近はなぜか「新書ハードカバー」という版型もありますが、勘弁していただきたい。私は版型が大事!(だいじ|おおごと)な Noと言える読者です。
まとめると、ハードカバーは
- かさばる
- 高い
- 読みづらい
の、いいとこなしのメディアです。ワープロすら滅亡しパソコンに置き換えられたこの時勢に、なんであんなものが生き残っているのかおじさんには理解不能です。
ところで、新書といえばこの人、宮崎哲弥。この人の本そのものはあまり好きではないのですが、うらやましいのは諸君!で「『今月の新書』完全読破」って企画を連載していること。これなら確実に全部読める。私もここまで買って読んでないです。うーん、おいしい、おいすぅい、おいしいすぎるぞお。
文藝春秋の方、宮崎氏に万が一のことがあったら是非。
Dan the Bibliomania
追記 2006.03.05:
法務だけど理系女子の綴るblog: 「99・9%は仮説」竹内薫私は新書って読まず嫌いなところがあったんです。深いことを知りたいときには短すぎるし、図解も少なそうだし、縦書きだから小難しいことが小難しく書いてあるんじゃないかと思って敬遠していました。
こういう意見もあるということでTB。
私もハードカバー自体は苦手で、同じ書籍がハードカバーと文庫で出るなら文庫まで頑張って待つ派です。同じく場所のコストって問題はやはり私にとっても重要です。
でも、私基準からすると、文庫化が約束されていて、待てるのって推理小説くらいなんです。他の、ノンフィクションコンテンツって文庫されるまで待ってると読むべき時期を逸しちゃうし、やっぱりハードカバーになるものって高いだけあっていいものが多いなあ、と思います。
といいつつ、今回の本で新書もステキっていうのを発見したので、読まず嫌いをせず、少しは読んでみようかなーと思っています。