ということに尽きるのではないか、今回の選挙結果は。

RHEOS REPORT:自民党の大勝 - livedoor Blog(ブログ)
私は自民党でも民主党でもどちらを支持しているわけでもなく、健全な二大政党化になることを期待していたが、今回の結果でその実現が遠くなった。それをとても残念に思う。

二大政党はとにかく、無派閥の巨大政党がこれで誕生したわけだ。かつて自民党というのは派閥という「政党内政党」が存在する事で多様性を確保していたが、この選挙結果、そして自民党の方針から言って、自民党は今後小泉派のみとなる。

こういった状態下での二大政党というのは危険ではないのか?二大政党的なアメリカでは、いわゆる党議拘束というのは緩く、各議員は党員である前に議員だ。他党の出した法案に賛成したり、自党が出した法案に反対することもしばしばだ。どの法案に誰が賛成し、誰が反対したのかということも逐一記録される。そして成立した法案には、起草者の名前が付けられる。法案に対して責任を持つのは各議員であり政党ではない。

対して日本では、ほとんど法案は衆議院においては「241対239」ではなく「賛成多数により」可決される。どの議員がどの法案にどう投票したかという記録は公式には残らない。電光掲示板で得票数される参議院においても、個々の議員に関しては履歴が残らない。ここで法案に対して責任を負うのは一体誰なのだろう?

「責任を取るのは結局のところ国民」というのは容易い。しかしこの国では、国民は失政に際して政府を責めるばかりで「有権者責任」を取ってこなかったではないか。少なくとも、まだ投票権すらない世代に対して、未曾有の借金を押し付けた我々が胸を張って責任を果たしたと言えるか?

厚顔無恥には自信のある私でさえ、そんなこと言うぐらいならまだ全裸でTVに出演する方を選ぶ。

大西 宏のマーケティング・エッセンス:時代劇は黄門さんが勝つにきまっている
国民の利益とは無関係に利権誘導で動く政治や公務員の相次ぐ不祥事への怒り、時代の閉塞感やつもりに積もった財政の赤字、少子高齢化社会への急速な変化などによる将来不安などが渦巻き、鬱屈した国民の気持ちにむけた時代劇でした。小泉さんの『改革』という水戸黄門の印籠、また「殺されてもかまわない」という覚悟の潔さ、悪代官よろしく郵政族を追い出し、また刺客をはなって懲らしめる舞台設定などの巧みな演出によって自民党支持への圧倒的なエネルギーが生まれ、雪崩を打ったように自民党大勝の結果となりました。時代劇は、黄門さんが最後に勝つに決まっているのです。

印籠で黒船に勝てるのであれば、ぜひそうしていただきたいものだ。それにしても、いつから「改革」というのは体制側のものになったのだろう?

しかし、なんと言っても、投票率が高かったことは評価したいですね。国民の政治への関心が高まらないと、政治への監視の機能が働きません。

今回ほど、投票率と政治への関心との乖離が激しかった選挙はないのではないか?国民は政治に関心なんかないのは明らかではないか。「とっとも問題を片付けろ」とばかりに永田町に責任を押し付けただけではないか。

シンクラブ:選挙の日は少し憂鬱
オマエら、投票に行くな。家で寝てろ。ちゃんと考えず、情報収集もしない一票で、切実な一票を無効にするな。

一票を弄んだ結果が、その票を投じた者に下るのであればそれはそれでいいのだ。世の中自己責任というわけだ。しかし、残念ながらそうはならない。今弄ばれた一票の報いを被るのは、次の世代なのだ。

投票権のない彼らに、せめて無責任世代を姥捨て山に葬る権利を付与したいものだ。

Dan the Futile Taxpayer