久しぶりに朝の地下鉄に乗った。

映画「バベル」の撮影も大過なく終わり、いよいよ部屋を復旧するための打ち合わせのためだ。「自宅」に通勤するというのも乙なものである。

が、それが午前9時ともなると乙とも言っていられない。

私は結構地下鉄で移動する。TVにちょろっと出てからしばらくは車内で写メされたりして不快だったのだけど、人の噂も75日。最近ではじろじろ見られる機会も少なくなり、都内で最も確実に時間を読める移動手段を愛用している。

とはいうものの、職業柄通勤時間帯に利用することはほとんどない。よって地下鉄は「すわれる」ものだと思い込んでいた。いや、脳はそんなことはないのだが、体がそうなっていた。しかし、すわるのはおろか、動く事さえままならない。

なんて熱い車内だ!外との気温差は10度はあるのではないか。扇風機の近くに立っている人がうらやましい!しかし永田町を過ぎるとだんだん人口密度も少なくなり、有楽町でやっと腰掛けることができた。とはいうものの、そこから月島まではあっという魔。

毎日これを経験している人々は、すごいという他はない。しかも仕事の前にである。

痛勤というものを痛感した半時間であった。

Dan the Slow Commuter