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というわけで、三週間ぶりの我が家。

まだ梱包は一部未開封のままだし、部材到着が間に合わず未修復の箇所もいくつかあるが、とりあえず返還。

残念ながら、私のデジカメと腕では、全景を映す事は出来ない。上の写真は居間の一部。ここが役所広司さんの「書斎兼居間」ということになっていた。最も多くのカットが撮影されたのがこの部屋であるが、中身は完全に「バベル色」に換えられていた。壁紙も総張り替えである。セットを作るのとどちらが楽だったのだろう。もちろん、セットでは監督も惚れた夜景はつけられないのだが。

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復旧は文字通り「復旧」ということで、折角の壁も張り直し。照明器具が沢山ぶら下がっていた天井も天井板ごと交換といった案配で、わずか3週間のはかない命であった。しかし右のゲストルーム(映画では子供部屋)の壁紙だけは、「形見」としてそのままに残してもらった。日本人にはなかなかないセンスである。

しかし引っ越して一年弱で3週間とはいえ人に貸し出すとは思いもよらなかった。明日からまた我が家に慣れ直しである。関係者のみなさん、お疲れさまでした。

Dan the Landlord No More