実はLarryの現況も、NEETと言えなくはない。

32nd diary(2005-12-22)
Linux Format magazineにてLarry Wallのインタビュー
Larry Wall on Perl 6 :: Linux Format :: The website of the UK's best-selling Linux magazine
LXF: Did you leave O’Reilly after the dotcom boom was ending, when people stopped buying books so much?
Larry Wall: O’Reilly had run into really tough times because of the plunge in book sales, which was already starting before 9/11 but very much accelerated at that point. So I knew that I was… that I was one of their fluffier employees from a standpoint of their core business, so I was not at all surprised to get laid off. People sometimes say, “Well aren’t you angry at Tim O’Reilly for laying you off?” and I say, “No, you don’t understand.”

直接のきっかけは O'Reilley の(layoff当時の)業績低下とのことだが、しかしこのケースに限らず、特定の企業がタニマチとして天才を支援するというモデルは、ところを問わず年々厳しくなっていることだけは確かだ。業績がいい企業も、株主の目がますます厳しくなる中、いつ利益をもたらすかわからない部門には資本投下しづらくなって来ている。昔はよく聞いた「なんちゃらフェロー」という言葉も、とくと耳にしなくなった。

Matzにっき(2005-12-20)
先日、「もし、まつもとさんがバスにはねられたらRubyはどうなる」と質問された。

「もし、まつもとさんが失業したらRubyはどうなるんだ」という質問とどちらが難しいのだろう。

Perl6に関しては、The Perl Foundation が寄付金を集めてなんとかやってはいる。しかし、懐が暖かいとはとても言えない。見てのとおり私も$1000ほど寄付しているが、この程度ではとても「安心してHackしてください」とは言えない。

かといって、政府の金をあてにするというのも気が引けるところがある。こういったプロジェクトは、政府からも独立していて欲しいからだ。天才にとっては糊口を凌ぐのも辛いが、誰かに色目を使うというのは、たとえその必要がないと言われてもその可能性があるというだけ辛い。

なんとかならんもんかのう。

Dan the Independent Donator