マネマネでないとマネーが得られないという現実がそこにはある。
FIFTH EDITION: LD関連の個人的マトメリンクLDって会社は、皆さん、よく知っておられると思いますが、
作るサービスは、みんなマネマネですよね?
LDのポータルから最近のSNSまで。
[中略]
とことんインスパイヤ企業です。
実はマネマネ、という点では、はてなの方が参考になる。
Look & Feelこそマネしていないが、ダイアリーもブクマも別にはてなオリジナルというわけではない。ところが今でははてなオリジナルの人力検索やはてなアイディアよりも、これらの「真似」サービスがはてなの看板になっている。jkondoさんのあちこちのインタビューを見ても、はてなの経営安定は「オリジナル」からの脱却にあったこともわかる。
この現状を見れば、そうおいそれと「オリジナル」に資源投入にするというのははばかられる。
むしろ、オリジナルは「派生的」なものの方がうまく行くことが多い。「はじめはサルマネでも、作り込んで行くうちに個性が生じる」という感じに進んだものの方がうまく根付く。
例えば Livedoor News は、元記事が共同通信などの通信社である場合を除くとTBを打てるようになっているが、これはオリジナルと見なしてもいいだろう。TBを打てる記事とそうでない記事があるのでわかる通り きちんと情報源の意向に合わせて「そっと」実装していることもわかる。
オリジナリティを正面に出せるのは、ある意味ヴェンチャーの特権と言ってもいい。そうするにはライブドアは大きすぎる会社だし、これはYahoo!やGoogleもそうである。また、これらの会社はオリジナリティを「買う」という選択肢があるのだし、実際これらの会社のオリジナルなサービスは、スタートアップ時代を除けば「買ってきた」ものだ。flickrやdel.icio.usに関しては記憶に新しいところだし、Google Mapsもまた買収の成果だ。Google Mapsに関しては、APIが公開されているということもあってはてなもすぐに導入している。
あたりを見渡すと、インターネットの世界でうまく行っているもののほとんどは、オリジナリティの高さではなく「真似される頻度」によって決まっているようだ。インターネットのサーバー側を支えるLAMP(Linux, Apache, MySQL, Perl/Python/Ruby/Programming Languages)には、実はどれ一つとして「オリジナル」なものはない。すでに過去にプロトタイプがあったものをきれいに「まとめている」ものがほとんどだ。この点はすでにLarry Wallが7年も前に指摘している。彼の言うところのポストモダンとは「オリジナル」にこだわることではなく「自己流に真似する」ことにある。
しかし、「同じように見える」ものの中身まで同じかというと、実はそうではない。サカナとイルカは形は同じでも内臓が全然違うように、実装の仕方は各社かなり違う。真似しようにも「はらわた」までは見えないので、そうせざるを得ないわけだ。実のところ、各社ともこの「はらわた」は実にオリジナルである。ライブドアもその例外ではない。
ところが、最近ははてなのようにその「はらわた」まで公開するという企業がちらほら表れて来た。なんだかオープンソース的だが、面白いことに「はらわた」まで真似る企業というのはあまりない。そう簡単に真似られないし、「外見」ほど真似の効用が表れないというのがその一番の理由だろう。
真似は真似でも、真似の仕方はオリジナルになるということなのだろうか。
Dan the Inspir(ed|ing) Man
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