Geeksの視点からのITと、Suitsの視点からのITではずいぶんと隔たりがあるようだ。

くまさんの自立: 世界IT対応番付:日本はトップ10から転落
Global Information Technology Report
ダボス会議を主催するスイスの民間経済研究機関『世界経済フォーラム』(WEF)はスイスで28日(現地時間)、各国の情報技術(IT)への対応度を格付けした2005?06年版『世界ITレポート』を発表した。  前年5位に転落した米国がトップに返り咲き、日本は8位から16位に転落。

YAPC::Asia::2006の海外組は、皆一様に日本の回線状況の素晴らしさを讃えると同時に、自国の回線状況の悪さを嘆いていた。Jesse Vincentに至っては、「うちら第三世界ですから」とまで言い切っていた。

今や日本のホテルでは、無料のブロードバンド接続が当たり前だが、海外だと一泊20-10USD程度かかることが多い(日本の外資系のホテルもそうだ。これで高級とは恐れ入る)。ホスティングしてもらえば帯域幅で従量課金される。北欧の状況まではわからないのだが、少なくとも合州国が一位というのはAlpha Geekからすれば「ハァ?」(WTF)だろう。

すごいのは、回線ばかりではない。日本のAlpha Geekの質もまた高い。我が家を宿にしたGeekたちは、口を揃えてに「今回のYAPCは今まででベスト」と言っていた。高橋メソッドは今や世界を征服し、Rubyも文字通りRailsに乗っている。もはや日本のWeb技術(あえてITとはいわない)は、アメリカのサルマネではなく、むしろアメリカがサルマネする立場に回っているのだ。

しかし、確かにSuitsの側からしてみれば、「Googleどこよ?」「e-Japanってなんだったのよ?」ということにもなる。残念ながら、GeeksとSuitsを結びつける部分に関しては、日本はまだずいぶんと遅れていることを認めざるを得ない。日本における「あちら側」と「こちら側」のギャップは、ネットとリアルだけではなく、リアルとリアルの間にこそ存在する。「バカの壁」ならぬ「わからずやの壁」とでも言おうか。法務省のリンク許可電話の話なんて、ほんの一部に過ぎない。

だからこそ、「ウェブ進化論」が売れるのだろうけど。しかし、「ウェブ進化論」も「OL進化論」もあるのに、「おじさん進化論」がないのはなぜだろ?私が書こうかしらん....

Dan the Man on the Edge