欲しいなあ、やっぱ。

404 Blog Not Found:嘘付いたら鍼千本打ってくれないかな-medtoolzさんのコメント
こういうときこそ、西洋医学です!!

私はどうも医者無精なのだけど、どちらかというと西洋医無精なのは否めない。

それはなぜかというと、西洋医は診断がないと治療してくれないからだ。

当然のように聞こえるが、これがなかなか患者に取っては大変だ。検査の結果はすぐに出るとは限らない。そこで体の状態を凍結できればいいのだが、そうも言っていられない。その間にも症状は刻々と変わる。そして、検査結果が出て、たしかに「これこれに感染してました」という頃には直ってたりすることも稀ではない。

ただし、診断がピタリと当たったときの西洋医の痛快さも、実は捨て難い。注射一発で症状が嘘のように収まるという、ゴルディアスの結び目ぶったぎり感は東洋医にはそれほどない。事実私の背中はまだ痛い。かかりつけ(というほどまめに通ってはいないのだが)の鍼灸院でも、二言目には「それでもよくならない場合病院の診断も検討して下さい」、だ。

しかし、原因はとにかく症状は明らかに緩和されている。診察と治療が渾然一体となった東洋医のありようは、「結果が早く欲しい」というせっかちな私にはやはり強くアピールする。

理想的なのは、こうした「治療しながら診断」と、「診断が出たら治療」というのがスムーズにつながっている事だ。その意味で、双方に通じたホームドクターが欲しい。その場で直せるところは直し、直せない部分は直せる専門医を紹介する。今の西洋医院は、いわばサイトマップなしの巨大サイト。読者、いや患者にはきびしいものがある。なんといっても、一番長く時間を過ごすのが待合室というのが情けない。特に高熱を出している時に、明らかに時間つぶしに来ているジジババ、失礼お年寄りのみなさんに待合室が占拠されているときなどぶちぎれそうになる。もっとも心がぶちぎれたところで体はぶちぎれようがない(というよりぶっこわれている)ので、私は今のところ辛うじて紳士であるという評判を失わないでいるのだが。

あの待合室は、はっきり言って健康に悪い。なんとかならないだろうか?西洋医から私の足をとおざけているのはあれなのだ。

Dan the Impatient Patient