先日はTBありがとうございます。
しかしこういうのもなんですが、いつから「小額納税者」は、「高額納税者」を「許す」ほどえらくなったのでしょうか?
志村建世のブログ: 金持ち優遇と金持ち流出今の日本は金持ち優遇の政策を実行している、それはまぎれもない事実です。1987年(昭和62)まで、高額所得者にかかる税金の最高率は、所得税と住民税を合わせて78%でした。王や長島、金田などが活躍していた頃、スター選手たちの高い年俸は今と同じように話題になっていましたが、その8割は税金に取られて社会に還元されると思うと、何となく許せるような気がしたものでした。
往事の納税者たちに、「彼らがきっちり税金を納めてくれているから私の税金は低く抑えられている。ありがたいことだ」という人がいたのでしょうか?
その社会還元されたはずの税金が、結果としてそれほど役に立たなかった理由はそこにあるのではないでしょうか?「借金返し終わったら無料にするから」という約束の元で作った高速道路が無料になるのはいつの日のことでしょうか?
納税の原資を稼ぐのだって人一倍大変なことです。その上嘘つきに対して喜んで金を支払えとは、ちょっと都合がよすぎやしませんか?
日本が高税率を維持できなくなった理由というのは、国家が国民に対して約束を履行していないというしごく単純な理由も大きくあるかと思います。「ごめん、いままでウソついてきて。税率下げるからこれで勘弁して下さい」という部分がかなりあるのです。
その証拠に、欧州、それも北の方では、当時の日本ですら考えられない高税率でも国民はそれをよしとしています。これらの国は日本とは比較にならないほど外国語教育が行き届いて、移住障壁が日本人よりずっと低いにも関わらず、です。
志村建世のブログ: 金持ち優遇と金持ち流出国の財政赤字が大きくなったのは、金持ち優遇の減税だけが原因ではありませんが、全体として所得再配分・平等化の機能が弱められたことは事実です。
平等というのは、誰もが1000万円持っていることを意味しません。誰が100万円を払っても、100万円分のサービスを受けられることもまた平等の一つの形ではあります。ところが、仮に年収300万円の人の税率が10%、1000万円の人の税率が30%だとすると、同じ100万円のはずなのに、方や110万円、方や130万円払うのと同じという不平等が発生します。この部分の不平等を埋め合わせる工夫を、日本の政府がしてきたことがあるのでしょうか?
しかし納税の義務は、なるべく上手に逃れればいいという考え方には、私は抵抗を感じます。税金を納めることは、誰かを助けることである筈です。税金を食いつぶす政府の腐敗は厳しく正さなければなりませんが、適正な納税をすることは、成功した人間の名誉ある義務と考えるべきです。
その「適正な納税」がどんな形であるのか決めるのは誰でしょうか?
それはあなたであり、私です。
その「適正なはずの納税」というのは、つい先日まで一定額を上回ると、名前はおろか住所まで公開されるという、「金持ちは悪いものである」という史観に基づいたものでした。こうした状況に関わらず納税してきた人々には頭が下がる思いがしますし、またろくに税金を払っていないのにそういった状況を放置してきた人々には強い憤りを覚えます。
もし適正な納税をすることが成功した人間の名誉ある義務だというのであれば、彼らに対し、この国がどういった名誉、いや仕打ちを与えてきたかをもう一度振り返ってみる必要があるのではないでしょうか?
Dan the Taxpayer
追伸:とはいえ、相続税率まで下げてしまったのは、愚策中の愚策だったと私も思います。これに関しては過去に何度か考察しているので、そちらもご覧さいませ。
捨身成仁日記 炎と激情の豆知識ブログ!典型的な全能感によっぱらった文型無知コンサバ理系的馬鹿意見*1。猛省せよ。
あなたが私より多額の納税をしてきたというのであれば考えましょう。
>高税率でも国民はそれをよしとしています。
その高税率のために日本では考えられない税金逃れの仕組みが出来上がっているようです。
http://cruel.org/economist/ikea.html
>もし適正な納税をすることが成功した人間の名誉ある義務だというので
>あれば、彼らに対し、この国がどういった名誉、いや仕打ちを与えて
>きたかをもう一度振り返ってみる必要があるのではないでしょうか?
普通選挙法成立以前は、高額納税者のみ参政権が与えられていました。その時代に戻りましょうかね!?