面白いのだけど、事実誤認も多すぎるように思えた。
PICSY blog: 私的所有の生物学的起源スピーカーをONにしてご覧ください。
細胞膜が私的所有の生物学的期限というのは、素晴らしい着想だと思う。私も実は常々考えてきたのだが、先に言ったもの勝ちである(とはいえ、鈴木氏より前に似たようなことを言っていた人もいたように思える)。
しかし、「核が制御の遺伝学的起源」あたりから、生物学的な事実誤認が目立つ。原核生物には核はないが、立派に細胞内環境を制御している。生物の発生そのものが、制御の生物学的期限なのは明らかだ。目の付けどころはよくても、検証がずさん過ぎやしないか
あと、一時停止もコマ送りもできないメディアによるプレゼンテーションというのも首をかしげる。議論のたたき台にしたいのであれば、もっと再利用が簡単なベタtext+図版の方がいいだろう。「小自由度が大自由度に影響」など、よい視点はたくさんあるのだから、再利用をもっと考えた方がよいのでは。
というのか、折角blogを使っているのにswfで発表というのは、ちょっとblogosphereというものがワカッテナサすぎのようにも思えるのだが。そこで述べた考えを独占したいのであればさておき、所有権ではなく考えを練ることに主眼をおくのであれば、バラして掲示した方が絶対いい。
Dan the Reviewer
"発生"というと生物の業界では"個体発生"のことを示してしまいますよ。
Controllabilityの観点で原核と真核の違いは質的な違いと言っていいかと。