というわけで、引き続きSztywny Blog - Stiff asks, great programmers answerの翻訳。

今回の質問はこちら。

プログラミングをどう学んだか?学校は役にたったか?それとも学校を卒業することにはこだわりもしなかったか:)

プログラマー達の解答は以下のとおり。

Dan the Translator


Steve Yegge:

17の時に、HP電卓のRPNスタックの言語でプログラムすることを独習した。それ以前にもプログラミング言語を学んでみようとしたことはあったが、「身に付かな」かった。HPの科学電卓、28cと48gは大変強力で、素晴らしいドキュメントも付いてきた。私は48c用の3Dワイヤフレームヴューワーを書いて、Pascalの例題プログラムを苦労してRPNに移植したりもした。その後私はPCとTurbo Pascalを購入して、熱心にプログラミングを学ぶようになった。大学の計算機科学を履修する頃には、すでにちょっとしたプログラマーになっていた。

大学はワシントン大学で、そこで学士を取得した。それだけの価値はあった。出来ればプログラマーは全員計算機科学の学位を取得するべきだと思うよ。

Linus Torvalds:

学校ではそれほど習わなかった。主に本と実践で会得した。最初はVIC-20、後にSinclair QLで。

それを踏まえても、専門学校ではなく、(一般)大学はとても役立った。私の行ったヘルシンキ大学は、かなり理論重視だったので、プログラミングにはそれほど注力してなかった。プログラミングはほんの一部で、結局かなり「道草」をしたことにはなる。コースのほとんどは、複雑性解析(Complexity Analysis-訳者注:Complex Analysis(複素解析)でなくて?)など、本質的な概念を学ぶためのものだった。

これらは退屈で時間の無駄にも思えるけど、私には有用だったし、大いに楽しませてももらった。よりよいプログラマーになるのに役立ったと思う。

David Heinemeier Hansson:

プログラミングを学んだのは、最初のWebページをHTMLで過去ことを通して。動的にそれをやるために最初はASP、次にPHPを学んだ。プログラミングが身に付いてから、計算機科学と経営学のコースをとった。

Peter Norvig:

高校と大学の講座は取ったけど、独習したことの方が多いと思う。

Dave Thomas:

二次学習として、地元の専門学校の講座に入ったのだけど、プログラミングにハマってしまって。ソフトウェアのコースを持つ大学を探したよ。最後にはロンドン大学の中のImperial Collageに入った。ソフトウェアのコースがあるのは二年目からだったのだけど、素晴らしかったよ。教える側も教わる側も、教室をよくしようと頑張ってたし、そこでは誰もが多いに学んだ。学部のコースを通して、ソフトウェア開発のバックグラウンドがかなり身に付いた。その後もPh.Dのコースに残ったのだけど、結局起業のため学校から遠ざかることに。

だけど「プログラミングをどう学んだか?」という質問に関しては、「まだ学んでる最中」と答えさせてもらう。いい開発者なら、誰でもその経歴を通して学んで行くものだと思っている。どんなプログラミング言語を学ぶとか、ライブラリを学ぶとかということに限らず、いい開発者は年月を経て技術と技能を磨いていくものだと思うよ。

Guido Van Rossum:

大学には大きなメインフレームと多くの(コンピューター関連の)コースがあった。私にはとても大事な経験。

James Gosling:

当初は独学。最初のプログラミングの職は、大学に入る前に得たけど、大学に入ってよかったと思う。とても楽しかったよ。結局Ph.Dを取得するまでそこにいたしね。

Bjarne Stroustrup:

大学で。最初はAahus(カタカナ名キヴォンヌ)、そしてケンブリッヂで。大学は多くのことを教えてくれた。その中には将来の仕事の基礎となるものも含まれてる。加えて、稼ぐためのプログラミングからも多くのことを学んだ。実世界の問題を理解し、精確に、メンテナンスのしやすさを考慮しつつ、納期をまもってプログラミングすることにかけては、学校よりシャバの方が圧力があるし。

Tim Bray:

数学教師になるかと思っていた。たまたま数学のコースでは、計算機科学のコースのいくつかが必修科目だった。