それを業界病と言う。

CNET Japan Blog - 渡辺聡・情報化社会の航海図:本当は比べてはいけないがつい比べてしまうWiiとPS3
  • 立ち位置の違い
  • ライトユーザー向けエンターテイメント
  • ソニー的王道エンターテイメントを歩むPS3
  • 余談的にPCの立ち位置
  • 上記のような項目は、実はほんとどうでもいいこと。

    ゲーム業界が争うべきシェアは、そんなことではない。

    本体が何台売れる?タイトルが何本でる?

    そんなことはほんとどうでもいい。

    ゲーム業界が争うべきパイは、台数でもない。売上げでもない。

    ユーザーの時間、だ。

    これはゲーム業界だけではない。娯楽業界だけですらない。

    エンドユーザーに対して必需品以外のものを売っている業界は実はすべてそうなのだ。

    ユーザーが買ってるのは、ゲームじゃない。楽しい時間なのだ。

    だからpalさんがさんざんこう書いているのだ。

    FIFTH EDITION: ゲーム業界の問題点について
    岩田社長は、ゲーム業界の問題点を的確に掴んでいるんです。だから応援もしたくなる。
    一方で、ソニーとクタタンは明後日の方向に突き進んでます。PS3でサーバーですかそうですか。
    グラフィックや性能の進化もいいんですが、ゲーム業界の問題点について、MSやソニーが明確な解決策をちっとも示していない。
    まぁ、そうはいっても、売れれば問題ないので、頑張ってください。両者とも。僕はWii買いますがね。

    多分「比べるべきではない」と思い込むのは、我々が一食5万円の晩餐と、一食5百円の昼食を「比べるべきではない」と思い込むのと同じ錯覚だ。どちらも食い物であり、そしてどちらの食い物の方がより切実かと考えればこれははっきりする。

    仮に食えたとしても、毎日5万円の晩餐を食って胸焼けを起こさない人がいるだろうか。

    5万円の飯を食える人は、必ず5百円の飯も食っている。その逆は真ではない。

    うちの下の娘でも理解できるほどのことを、業界人という奴はすっかり忘れてしまう。

    これは人ごとではない。私もまた「比べるべき」ことを「比べるべきでない」と思い込むことがしょっちゅうある。その場合は、比べるべきか否かの吟味ではなく、単に比べる方法が間違っているだけのことが多い。

    ゲーム脳より恐いのは、業界脳かも知れない。

    Dan the Aging Mind