おおなんと。

livedoor ニュース - [訃報]白川静さん96歳=漢字研究の第一人者、中国文学者
漢字の成り立ちを明らかにした辞書「字統」などを著した漢字研究の第一人者で中国文学者の白川静(しらかわ・しずか)立命館大名誉教授が、先月30日午前3時45分、多臓器不全のため亡くなっていたことが分かった。96歳だった。

96歳とは存じ上げなかった。「ご冥福を祈ります」より、「今までありがとうございました」という台詞が出てきそうな蓋棺録。

Amazonだけでも142点も著作があって、記事にあった「字訓」、「字統」、そして「字通」の「字書三部作」は私もまだ持っていない。この三部作だけで私の本代の月額に匹敵するのだけど、やはり買っておこうかな。それだけの価値があるのは知っているのだけど、とっておきの葡萄酒を開けてしまうようななんともいえない気持ちがあって、まだ購入には至っていない。

その点、「漢字百話」は手軽に手を出せる。それでいて味はしっかり「白川醸造」の、お薦めの逸品。以前紹介した「日本の漢字」を気に入った人はこれも必ず気に入るはず。というののか、「日本の漢字」は本書に対するオマージュのようにさえ思える。

そうやって漢字のことに改めて思いをはせてみると、オンラインの国語辞典はすでに充実しているのに対し、漢和辞典はまだまだこれからということが気になる。部首で引けるWiki漢和辞典が欲しい。

日本においても漢字は何度も存亡の危機に立たされたけど、それを生き延びそして未だに愛され続けているのは、こういった研究者のみなさんのおかげでもある。不器用な話し手、そして書き手の一人として改めて感謝の意を表しておきたい。ありがとうございました。

Dan the Encode Maintainer