この「スルー力」という言葉、なまじ英語に慣れていると絶対思い浮かばない言葉だと思う。
My Life Between Silicon Valley and Japan - スルー力(りょく)の重要性その席で宮川達彦に教えてもらったのがこの「スルー力」。
そもそも、「スルーする」という言い方にすら私は未だに違和感を覚える。なにしろ"through"という単語は動詞でも名詞でもないのだ。
この「スルーする」に一番近い英語の表現は多分"let go"だろう。しかしこれだと「スルー力」と語を派生させるのが難しい。スルー力というのは英語に直せば"ability to let go"なのだから、これに相当する言葉を一言で言うとどうなるだろうと考えてひとまずたどり着いたのが "dismissability"。まだ辞書にはのっていない言葉だが、すでに使用例はあるようだ。
ん、でもまだこれでも違和感があるなあ。-abilityとすると、主語というより述語にかかる気がする。forgivableなのにはforgiveする人ではなくforgiveする対象だし。しかしforgivingに対してdismissingというのもいまいちピンと来ない。いっそforgivingにしたくもなるが、「スルーする」のは「許す」というのとも異なるし...
「スルーする」なら"ignore"でも"disregard"でもいいのだけど、"ignoring"も"disregarding"も、"forgiving"と違ってあまり形容詞としての感じはないし...."withdrawn"だとあまりに投げやりのような気もするし....
しかし、違和感というのはそもそも「反スルー力」なのだよなあ....
Dan the Man without it
だいぶん前にビートルズもこれで何もかも解決と歌っていたような・・・