ご招待ありがとうございました>店子様

バベル: Introduction
言葉が通じない。心も通じない。想いはどこにも届かない。 私たちは争いが絶えない世界の住人である前に、同じ星に生きる命のひとつではなかったのか? 今、モロッコで放たれた一発の銃弾が、アメリカ、メキシコ、そして日本の孤独な魂をつなぎあわせ、息をのむラストへと加速する。 LISTEN──聴いてほしい。初めて世界に響く愛の声を。

なんとも分類不能な映画なのだけど、面白かった。大家冥利に尽きる。以下、ネタバレにならないよう感想を箇条書き。というよりネタバレになるよう書くのは無理だと思う。

  • 「風が吹けば桶屋が儲かる」ハリウッド版?
  • でも、映画の「本籍」はメキシコ。
  • 147分という長さはほとんど感じない。が、ジェットコースタームービともまた違う。
  • 縦横比がシネスコじゃなくて3:4になっていたのはなぜだろう?

  • 登場言語はアラビア語、英語、フランス語、スペイン語、日本語、そして手話。それだけ字幕に頼ることになる。
  • それらもあってか、通常の映画より眼力を使う。見るのであれば眼が疲れていない時間帯がぐーかも。映画好きな人は、一日に何本も立て続けに見ることもあると思うけど、その場合最初に見る映画にした方が吉。
  • I didn't know you could swear in sign language!
  • 菊池凛子が無駄にエロい!?
  • いや、「無駄に」じゃないかもしれないが、そこが謎の一つになっている。

映画評を見て「見たつもり」になるのがおよそ不可能な映画で、映画そのものが一番の要約でもある。知りたかったら見るしかない。ある意味新手の知的財産保護のやり方かも。

公開はゴールデンウィークとのこと。今からスケジュールを抑えとく価値はあると思います。

Dan the Landlord Thereof