これは、おかしい。

画像を他サイトから簡単に引用できる『ImgRed』 | 100SHIKI.COM
もちろんホットリンク(元ネタサイトの画像URLを直接指定)も技術的には可能だが、なんとなくモラル的に避けている人も多いだろう。

なぜなら、ホットリンクは引用だが、再アップロードは複製だからだ。私は法律の専門家ではないが、法的にも前者の方が著作権に関わる法律とも相性がいい。

ImgRed.com - Image Redirection
Details: When posting on message boards or blogs, often you want to show or link to an image on another website. Directly showing or linking to that image is called hot-linking. It's generally bad because it leeches bandwidth from the host site, and as a result many webmasters have their servers set up to prohibit hot-linking.

この主張にも、確かに一理はある。負荷分散の観点から行けば、参照が増えるより複製が増えた方が確かによい。しかしインフラの性能は上がる一方だし、ホットリンクを単に許しているに留まらず、そちらを積極的に奨めるサイトも増えてきた。しかも面白いことに、ホットリンクを推奨しているのは、Amazon(製品画像)やYouTube(ビデオそのもの)といったWebで商売しているサイトなのである。

少し考えてみれば、その理由は分かる。彼らにとって一番貴重なのは、誰がどこからどれだけアクセスしてきたかというログである。コンテンツは、ユーザーが足跡を残してくれるという行為に対する代価ですらある。

ホットリンクで済むところを複製ですませるというのは、この貴重な足跡を奪うということになる。その上コンテンツは複製されてしまう。はっきりいってコンテントホルダーにはいいところなしである。

今までならとにかく、今後はホットリンクこそデフォルトにすべきで、明示的に「複製して使ってくれ」と言われた場合にのみ複製するのが正しいありかただと思う。ちなみにWebサーバーの設定でホットリンクを謝絶するというのは、明示の形体の一つである。

Dan the Hot-Linker

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