人気Webサイトの管理人、必読。

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実は、これらはYahoo!の"Chief Performance Yahoo!"(本当にそういう役職名)であるSteve Soudersによる以下のblog entriesをまとめたもの。

本一冊分に相当する実に内容が濃いもので、事実これらの成果はO'Reilly Media -- Bookstore: High Performance Web Sites: Rough Cuts Versionとしてまとめられていて、正式版も今年の9月に出版されるとのこと。

きちんと理解したければ、これらを熟読するのが一番だが、紹介者も言っているように、これらの知見は以下の14のルールにまとめられている。

  1. HTTPリクエストは最小限に - Make fewer HTTP requests
  2. CDNを活用 - Use a CDN
  3. Expiresヘッダを利用 - Add an Expires header
  4. コンテンツはGzipせよ - Gzip components
  5. CSSは上に - Put CSS at the top
  6. JSは下に - Move JS to the bottom
  7. CSSのexpressionの利用は控えよ - Avoid CSS expressions
  8. JSとCSSは外部化せよ - Make JS and CSS external
  9. DNS参照を抑えよ - Reduce DNS lookups
  10. JSを「縮刷」せよ - Minify JS
  11. リダイレクトは控えよ - Avoid redirects
  12. スクリプトの重複を削除せよ - Remove duplicate scripts
  13. ETagはオフにせよ - Turn off ETags
  14. AJAXを小さくしてキャッシュ可能にせよ - Make AJAX cacheable and small

「CDNを活用」を除けば、あとは普通のWebmastersが無料で活用できるものばかり。これらの知恵が、Yahooのみならず大手サイトの実例まで踏まえて紹介されている。

以前私は「Yahoo!は死にかけているのか?」と書いたが、昨今のYahooはCrockfordのビデオといい今回のスライドといい、こういう貴重な知見をきちんと公開していて好感をもたずにいられない。この点に関してはGoogleよりもずっとopenだ。

Dan the Man with Too Many Web Sites to Administer