まずはこちらへの追加から。

  1. Cache - Cash

    これ、辞書だと同じ発音なのですが、cacheに限らずフランス語由来の-cheの発音は、直前の母音を少し長めにすることが多いように思います(e.g. panache, microfiche)。「キャーシュ」という感じ。

  2. Programming - Programing

    基本的に、nやmやrで終わる動詞に-ingを付ける時には、すべて重ね打ちします(e.g. tan → tanning, dim → dimming, occur → occurring)。気をつけなければならないのは、その後ろにeがある場合で、この場合、eを外し、(m|n|r)は重ね打ちせず書きます。(i.e. dine → dining, mime → miming, cure → curing)。

  3. License - Licence / Lisence / Lisense

    これ、頭が痛い事に、米語ではliCenSeが正解で、英語ではliCenCeが正解。

  4. Suffix - Postfix

    postfixが正解の場合は、形容詞として使う場合。"'-ing' is a suffix that forms a present participle of verbs"という場合は suffix が正しくても、"++ as in 'a++' is a postfix operator"と言います。

  5. Indices - Indexes
  6. 元々はindiceのみが正解だったのが、indexesも後に認められるようになった。「早急」と書いて「さっきゅう」だけでなく「そうきゅう」もOKになったのに近い事情。誤用も重ねれば正解になっていく例。matrixも最近ではmatricesと書く人よりmatrixesと書く人の方が多いような気もする。

  7. Regist (Register) - Resist

    これはわざわざregisterXXと書くのでなく、setXXと書くのがしあわせの秘訣。もちろんaccessorの方はgetXX

ここまでが前振り。ここからが本題。

まず、なんといってもUnix Programmerであれば知らぬものなしなのが、creat。ファイルを新規に作成するAPIがこれなのだけど、正解はもちろん"create"。しかしここまで普及してしまっては、変えるに変えられない。

それと同じ道を歩みつつあるのが、、referer。正解は"referrer"なのだけど、これまた今さら何千万ものWeb Servers, 何億もの Web Browsers を入れ替えるわけにもいかず....

ミススペルを正しいスペルとして普及させるもっとも手っ取り早い方法、それはAPIにミススペルを混入させる事かも知れません。

Dan the Typo Generator

追記:

はてなブックマーク - macksのブックマーク / 2007年05月20日
creat が creat なのは、初期のC言語では識別子に5文字制限があったから、という話を聞いたことがある。

unlink()もVersion 6 AT&T UNIXから存在していたことを考えると、これは疑問。

最有力なのは、Ken Thompson起源説。

Kenneth Thompson - Wikiquote
If I had to do it over again? Hmm... I guess I'd spell 'creat' with an 'e'.