touché!
わたしが知らないスゴ本は、きっとあなたが読んでいる: 「最近の若者は本を読まない」本当の理由「最近の若者は本を読まない」はウソ。知らずに言う奴は、自分に都合のいい事実しか見てないだけ。知ってて言ってる奴には理由があって、1) 出版・マスゴミ業界の方便、2) 自分語りしたいオヤヂの2者が隠れている。
いまだかつて、これほど多くの活字や図版に育まれて育っている若者たちはは存在しないといって過言ではない。
にも関わらず、出版不況というのは本当のようである。
右のグラフを見ての通り、全体の売上げ(ピンク)は1997年をピークに頭打ちになっている。いや、むしろバブル崩壊後もしばらくは市場の拡大が続いていたことこそ驚くべきか。
にも関わらず、新刊点数(ダークブルー)はうなぎ上りだ。
その結果、新刊一点あたりの売上げは、バブルを待たずして低下している。
コンテンツ市場の細分化というのは、書籍に限らず長期的なトレンドだ。音楽から映画まで、およそありとあらゆる分野でこの傾向を観察することが出来る。かつては「誰でも読んだことがある本」とか「誰もが見た事がある映画」を挙げるのは簡単だったが、今ではそれを上げるのは難しい。宇多田ヒカルクラスでも、「何ですかそれ?」という人は大勢いるし、涼宮ハルヒクラスでも読んでいない人は大勢いる。
一つ留意して欲しいのは、点数だけ見ればこれらの「誰も知らないメガヒット」は、過去の「誰でも知っているメガヒット」と同じ位かそれ以上売れていることだ。かつてミリオンセラーというのは誰もが知っているものだったが、今や「オタクしか知らない」ミリオンセラーはごまんとある。
これが何を意味するか?
人々は、年を経るごとにきちんと金を払って本を読み、音楽を聞き、映画を見ているということではないのか。今時の若者たちは、単に本を読んでいるだけではない。きちんと買って読んでいるのだ。
あまりに当たり前のことで見落されがちなのだが、コンテントというのは購入しなくても閲覧することが出来るのである。特に本に関しては友人どおしの回し読みもあれば、図書館もある。これに新古書店とマンガ喫茶が加わった。本のタダ読み、安価読みは、かつてないほど簡単になっているのだ。
そう考えると、むしろ今時の若者たちは、単に本を読んでいるに留まらず、きちんと金を払って読んでいるなと感心する。ライトノベルを読んでみるとわかるのだが、これらの作品は、過去の膨大な「名作」が下敷きになっていて、それらを知らないと楽しめないようになっている。それがきちんと売れているということは、どう考えてもそれ以前に彼らが単に新作だけではなく、その新作を成り立たせるための背景である過去の名作に何らかの形で触れているとしか思えないのだ。
私自身、本を最も読んでいた時期は、15-22歳の頃だ。現在のベースである一日5冊で驚いておられる方も少なくないようだが、むしろ私にはその方が驚きで、当時は一日20冊読まないとずいぶんもの足りなく感じたものだ。ただし、そのほとんどはタダ読み、安価読みだ。まずは図書館で読み、どうしても手元においておきたい本は古本屋で漁り、そして最後の武器として新刊を買った。その頃に比べれば、今の私はずいぶんと本を読んでいない代わりに、「正規に入手して読む」率がずっと上がった。「正規に入手して」というのは献本も含めたいから。
わたしが知らないスゴ本は、きっとあなたが読んでいる: 「最近の若者は本を読まない」本当の理由読書離れは、中高年ほど進行している。オヤヂこそ、本を読め。
私としては、これをこう買えたい。
わたしが知らないスゴ本は、きっとあなたが読んでいる: 「最近の若者は本を読まない」本当の理由オヤヂこそ、本を買え。自分で読まなければ若者に与えよ
今の若者たちは、なけなしの小遣いでもきちんと本を買っているのである。一番金がない連中が買い、もっと懐に余裕がある連中が買わなければ、それは市場も縮小するというものではないか。
Dan the Bookworm


保存用
布教用
と3冊買わなくてもいいのがまともな本