これを見て、こう感歎せざるを得なかった。

ニコニコ市場(仮)スタート! - ニコニコ動画 開発者ブログ(新着情報)
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民放、オワタ\(^o^)/

これ、さらりと書いてあるけど、これがいかに画期的かというと、TVに例えればわかる。

番組制作者ではなく、視聴者がCMを入れることができるTV局。

そんなものが、かつてあっただろうか。

視聴者がCMを入れられると何がおこるか?

論より証拠、実例を見てみよう。

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まずは「さよなら絶望先生」のパロティ(MAD)の市場。まだ販売されていないDVDが、合計200本以上も売れている。たかが200本というなかれ。ニコニコ動画は、まだ日本語人口の1%しかカバーしていないのだ。これが100%になったらいったいどうなるのか。

しかし、ここまでなら「自動広告」、すなわちコンテントマッチ広告でも出来る。すごいのはむしろ「完全自殺マニュアル」が紹介されていて、しかもたった一冊とはいえ売れていることだ。

そう。広告までネタになっているのだ。

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さらにすごいのが、こちら。

ひぐらしのなく頃に」で鉈を売るというのは、もうTV局には逆立ちしても出来ないし、AdSenseでやったらむしろ怒られてしまうだろう。しかし視聴者自らがそれをやれば、もうそれはネタとして成立するのだ。

先ほど、ニコニコ動画の人口カバー率が1%だと書いた。もしこれがTVのように100%近くになったらどうなるか。単純計算すると、DVDは二万本売れることになる。これははっきり言ってブロックバスターだ。それだけ売れるのであれば、著作権保持者の考えも、180度変わるだろう。なにしろ、著作権保持者が本当に守りたいのは、権利そのものではなくて利権なのだから。

もちろん、現在の日本のインターネットは、ニコニコ率100%をそのまま受け入れられるほどの余裕がないのは、以前書いた通りだ。しかし、現在使える技術を組み合わせれば解決可能な問題であり、ありがたいことに最も手間ひまがかかるラストワンマイルに関しては、すでに解決している。現在の問題はむしろ末端が太すぎて幹が細すぎることだったが、むしろ幹を太らせる理由がこれで出来たことを慶ぶべきだろう。アプリケーションがあってのネットなのだから。

ニコニコ動画を一度使ってしまうと、もう普通のTVは見る気がしない。YouTubeですらつまらなく感じる。このことはNetRatingsの折り紙付きだ。問題はこの「面白い」をどう「帳尻を合わせる」かだったが、ニコニコ市場のあまりに順調な滑り出しは、この懸念を完全に払拭した。

もうどうやれば「うまく行くか」はこれではっきりした。あとはそれを手入れしていくだけだ。そう。手入れ。「中の人」はそれだけやればいい。あとは視聴者がよきに計らってくれる。

これを指をくわえて見ている、いや見てさえいないマスメディアは、恥を知るべきだろう。

Dan the Nicophilia