負けたのが誰かなら、わかる。
アンカテ(Uncategorizable Blog) - 勝ったのは無党派・リベラルか労組・マスコミか参議院選挙は民主大勝に終わったわけだけど、勝ったのは無党派・リベラルなのか労組・マスコミなのか。
まだ選挙権のない子供たちだ。
というのが本書の主張であり、私もそれに同意せざるを得ない。
本書「若者を喰い物にし続ける社会」は、現代の日本がいかに若年者を搾取しているかを告発した本。
目次 - 洋泉社 | 若者を喰い物にし続ける社会 より本書に書かれたことは、本blogでも何度か触れているが、それでもこうして一冊にまとめられるとなかなか鬱になれる。おっと。「アルツハイマー」から行くと、この言葉を一般名詞として使うのは問題か。いや、「鬱病」という言葉の前に「鬱」はあったからここではそれをよしとさせてもらう。
確かに鬱な本である。しかし、そもそもここまで状況が鬱になった原因は、鬱となりうる状況を先送りにしてきた我々にあるのだから。そこから目をそらすのは、鬱病の人に「がんばれ」というより罪深いことではなかったか。
冒頭で、私は今回の参院選で、誰が負けたかを指摘した。しかし、以下を見れば彼らは選挙を待たずして負けていることがわかる。
このマニフェストの中で、若者を向いているものは、一つもないのだ。
そもそも、「若者政策」という項目すらない。各政党が誰に対して媚を売っているかはあまりに明らかだ。民主党案は若者の視点から行けば一番マシなように思えるが、それでも「消費税は全額年金財源に充当する」というのは、若者には明らかにマイナスだろう。どの党を選ぼうが、誰に投票しようが、候補者の目が今日の票田を向いている限り、彼らに勝利はないのだ。
本書に書いてあることは、正しい。正しいが、どこか「バカにバカと言って何が悪い」に通じる空しさがある。いや、「ジジババにジジババと言って何が悪い」、か。それゆえ、本書は本書を最も読むべき人々からは見向きもされないだろう。正しいことを言うだけでは駄目なのだ。正しく理解してもらわねば。
しかし、今の高齢者各位に、なんと言えば私よりも若い人たちの抱える絶望感が伝わるか、私自身まだ言葉を持ち合わせていない。本書の書き方では、よほど人間の出来た人でないとダメだということはわかる。しかしどういい直せば彼らの飲み込める言葉になるのかが、わからない。
それでも、誰かが言わなければならないのだ。
「ジジババ自重せよ」、と。
Dan the Guilty for Procrastination

「社員証」も「家族」も持ちにくい細切れ化された若者のための政策を一緒に考えましょう。tachikimakoto@yahoo.co.jp