ところが、英語のkillは「取」と同じぐらいカジュアルに使える。

マトモ亭 後だしジャンケン連敗録 - 2007-08-29
今、なんかオカシナ動機で人の生命活動を不自然に停止させる事件があるけど、そーいうのが起こる理由の一つは、人の生命活動を不自然に停止させるコトを『殺人』って言うからだよな、『人取り』とか『取人犯』って言えば良いんだよ。

例えば「暇をつぶす」は"kill time"。「鎮痛薬」は"pain killer"。killには「殺」の意味がもちろんあるけど、「取」と同じかそれより気軽に使えるし、"killer application"のようにきわめて陽的に使う場合も多い。

人に対して使う場合でも、例えば"overwork is killing me"ぐらいでは「残業で過労死寸前」ほど強くなくて、「残業でヘトヘト」ぐらいの意味。"kill someone"ぐらいでは人は死なずにヘコむ程度のことが多くて、マジに死んじゃう場合は"murder"や"homicide"という言葉を使うことが多い。

一方、「取」を見てみると、語源はなかなかコワい。

漢字怪談 - R25.jp
戦場で討ち取った敵の耳を手(又)で切り取るさま。

そう。耳塚におさめるモノを得るのが「取」の語源だったりするのだ。「殺」さないと「取」れないという意味では、「殺」すだけの方がマシなのかも知れない。試しに「取」を「殺」に置き換えてみると、「借金取り」が「借金殺し」になって、なんだか借金をなきものにしてくれるようでちょっとよさげ。「尻殺し」もちょっとキケンな香りがついて、大人でも遊べそうだ。でも「取説」を「殺説」にすると、マニュアルがとたんに腹々時計に変わってしまうのでさすがにちょっと怖そう。

あまり大まじめに受け殺さないように:)

Dan the Killer Blogger