というわけで、TBSまたやっちゃZE☆

それでも、ネットの核反応、じゃなくて各反応は、全体としてちょっとカルシウム不足な感じは否めない。

まず一つは、メディアを持っているのはTBSだけではないこと。単体としてキー局ほど強いメディアは存在しないけれども、TVに偏向報道されたら泣き寝入るしかなかった一昔前と違って、今は2chもmixiもblogもYouTubeもニコニコ動画もある。遠吠えするしかないかつてだったら、カルシウム欠乏は反応も仕方がないところだけど、ささやかとはいえ対抗手段を持っている現代人が、まだ個人が弱かった時代と同じ反応をするのはどうよ、ということ。

今ではおそらく書評blogとして最も知られるようになった本blogも、実は当初の目的はマスメディアから自衛するためのオレメディア。私自身、メディアによるコラージュの怖さは実をもって体験している。当時の取材攻勢は、初音ミクにみくみくにされるどころではなかった。

404 Blog Not Found:Evening 5 orz...
あれならいっそ、「あかさたなはまやらわ....ん」を録音してもらって、それを細かく切り刻んで好きなだけコラージュしてもらった方がマシかも。あ、その場合は一音節一放映分ごとギャラを申し受けますのでよろしくお願い致します;)

それでもTVと折り合いがつけられたのは、blogの存在があったからこそ。もしblogがなければ、私が取材に応じることはなかっただろう。

それでも、まだその頃は、「対抗手段」もそれほど洗練されているとは言えなかった。レベルとしては、

これからネット経由で取材を受けるすべての人へ
向こうが切り張りしてくるならば、こちらはその全部を明らかにすることで対抗すればいい。

というところ。実際に本blogでもこういう対応をしていた。しかし、2007年の今となっては、それですらカルシウム不足の印象を拭えない。

なぜなら、今や編集した映像を流す能力をも我々が持っているから。

動画サイトがない当時は、映像と音声に対して文字と静止画像で対抗するのが個人としては精一杯。それらも対抗手段にはなりうるけど、やはり映像と音声に比べてインパクトは数段落ちる。

しかし、今やYouTubeもニコニコ動画もある。そしてそれらを見れば、編集で偏向をかけることにかけてはTBSよりもずっと洗練されているのだ。編集者の偏見が見え見えの「アッコにおまかせ」と、思いもかけない組み合わせで腹筋を壊すMADとどちらが編集としてよく出来ているかは、ぜひ各自の目と耳で確認してもらいたい。

それなら、やることはもう決まっている。

折角TBSが素材を提供してくれたのだ。それでMADを作って流しまくればよい。

脊髄で考えただけでも、

  • TBSは大変なアッコにおまかせしていきました
  • 編集で止まってすぐ偏向 - 狂気のTBS
  • オタクにしなさいっ

ぐらいは思い浮かぶ(東方モノばっかだがまあ脊髄が考えることなので)。実際もう一つの「やっちゃったZE☆」である亀田の試合に関しては、すでにこんなだ。


圧力には微笑みで。初音ミクの中の人もそういってますしね。

じつは。-藤田咲の電子庭園☆〜さっきぃのおはなばたけ〜
笑顔でいましょう キープ、スマイリングです☆

Dan the Niconicologist