21は多いけど、良い記事なので。

あなたのサイトを初めて訪問した人が第一印象を決めるのはあっという間です。第一印象がよければ、その人が再びあなたのサイトを訪れてくれる確率は飛躍的に高まりますし、その一方で第一印象を覆すのは並大抵のことではありません。

以下のリストでは、その第一印象を決める21の要素を取り上げます。これらは要素の一部であってリストは完璧とは言えません。他にもあれば是非コメントして下さい。それでは、以下順不同に。

  1. ロード時間(Load Time) - 我々のほとんどは短気で、ロードに時間がかかるページはすぐに[元にもどる]ボタンを押したくなります。ロード時間が短いページであれば、次のページもそうであることをユーザーも期待するので、さらに次のページを見てくれる公算も高まります。
  2. エラーメッセージ(Error Messages) - 初訪問の人がエラーメッセージに出くわしてページが読めない場合、その人は失望して二度と訪れようとしなくなります。エラーは何種類もあります。. BlogStormは先頃Why Businesses Need a Website that Worksというページを公開して、そこで一目で不成功であることがわかるページを分析しています。[弾:IEのみなさんときどきごめんなさい]
  3. 色(Colors) - サイトの見かけは初訪問者の第一印象に明らかに影響があります。サイトの色使いは、サイトの吸引力を大いに左右します。色使いの組み合わせはなかなか難しいのですが、幸いなことに色使いを助けてくれるサイトがすでにたくさんあります。詳しくはFind the Perfect Colors for Your Websiteをご覧下さい。
  4. ロゴ/ブランド(Logo/Branding) - サイト全体の印象を決めるもう一つの要素は、ロゴとブランドです。ロゴで最も重要なのは、それを見た訪問者があなたのことを思い起こしてくれることです。詳しくは David Airey の What Makes a Great Logo? をご覧下さい。
  5. 見出し画像(Header Images) - 大きめの見出し画像がよく使われていますが、これもまた第一印象に大きな影響があります。個人的には大画像を見出しに使うのは好きではありませんが、ブログデザイナーによってはそれで大きな成功をおさめたところもあります。私自身はコンテンツがなるべく上の方に表示されることを好んでいます(コメント歓迎)。 Nate Whitehill はとても目立つ、魅力的な見出し画像を使っています。
  6. タイポグラフィ(Typography) - 微妙なのが、タイポグラフィとフォントです。タイポグラフィを変えても大きな変化に見えないこともありますが、印象ががらりと変わることもまたあります。詳しくは Mark Boulton の Five Simple Steps to Better Typography をご覧下さい。
  7. レイアウト(Layout) - 最も重要なデザイン要素の一つが、レイアウト。どんなレイアウトを採用するにしても、あなたが最も注目して欲しいことに注意を傾けるようなものにしてください。よいレイアウトは単にデザインを魅力的にするばかりではなく、訪問者にとってのサイトの使いやすさも向上させます。ほとんどのサイトは標準的なデザインを採用していいますが、よりクリエイティブなレイアウトを用いることでサイトの魅力を向上させることができます。もちろんその際には、サイトの使いやすさが損なわれないよう注意することをお忘れなく。
  8. 広告(Advertisements) - 第一印象を最悪にする一番簡単な方法の一つは、ウェブサイトを広告で埋め尽くすことです。今時のインターネットユーザーは、サイトのどこかに広告が入っていることに成れてはいますが、過剰な広告やサイトに似合わない広告、そして不適切な位置に張られた広告は訪問者よけ以外の何者でもありません。

    一般的なルールとして、クリック数で稼ぐのでない限り、広告はコンテンツの邪魔にならないよう張る必要があります。アニメーション広告はかなり使い方が難しく、少し間違えれば簡単に訪問者よけになってしまいます。

    その一方。訪問者にとって意味があり、かつ購読の邪魔にならない形の広告であれば読者はそれほど気にしないものです。

  9. あなたの態度(our Reputation) - 訪問者によっては、実際にサイトを訪れる前からあなたやサイトに対して先入観を抱いています。他のサイトであなたの記事を読んだ場合などがそれに当たります。ブロガーにとってはすでに波路のことでしょう。それらのサイトであなたを好意的に紹介していた場合は、第一印象は当然有利になります。逆もまた真なりです。
  10. 操作性(Ease of Navigation) - あなたも、そこに凄いコンテンツがあることがわかっていても、それがどこにあるのかどうやっても見つけられないサイトの一つや二つは必ず訪れたことがあるはずです。私にとって、操作性が悪いサイトほどイライラするものはめったにありません。その一方で、操作性のよいサイトは訪問者に心地よい体験を与えてくれます。
  11. 目的の明快さ(Clarity of Purpose) - ウェブサイトの目的は、訪問者がすぐにわかるようにしておくべきです。サイトの多くはそれをタグで明示していますし、「このサイトについて」ページがあれば、そこも目的を主張する場として使えます。
  12. プロらしからぬアイテム(Unprofessional Items) - 安っぽいアニメGIFやカウンター画像は、第一印象を下げます。10年前にデザインされたようなサイトは金輪際避けるべきです。
  13. 画像の品質(Quality of Images and Photos) - 高品質の画像やグラフィックの影響力は驚くべき者です。ありがたいことに、安価または無料な画像はネットにいくらでもあります。画像を探してネットを徘徊するのは、もし1,2ドルでいい画像が手に入るのであれば時間の無駄かも知れません。オンラインで画像が入手できるサイトのリストは、 Stock Photography Resources にあります。
  14. アクセシビリティ(Accessibility) - アクセシビリティは、Webデザインにおいて大いなるバズワードです。訪問者の全員が平均的訪問者の枠に収まっているわけでないことに留意する必要があります。ハンディキャップを持つ人、古いブラウザーを使っている人、回線が遅い人...これらの人々がアクセスに困難を感じるようであれば、悪印象は保証されたも同然です。
  15. ポップアップ(Popups and Pop-unders) - 今日日はネットサーファーのほとんどがポップアップをブロックする手段を多かれ少なかれ講じているにも関わらず、未だに使っているサイトが見られます。ブロックされないポップアップは、悪印象もポップアップされます。ただし、ポップアップを有効に使っているサイトも見受けられます。ご利用は計画的に。
  16. 動画と音声(Video and Audio) - 高速回線の普及率が高まるにつれ、動画と音声の利用はますます普通になってきました。YouTubeの成功は、これらの利用が人気がある証拠とも見なせます。動画と音声を利用する際の一般則は、自動再生をオフにすること。これらを再生するかどうかはユーザーの指にゆだねるべきです。
  17. 連帯感(Associations) - 訪問者が不慣れな場合でも、あなたの知っていることや好きなことに連帯感感じれば、好印象を与えることが出来ます。その一例が Media Temple です。Media TempleのサイトにはNikeやSonyやStarbucksの体験談があります。Media Temple が良好な第一印象を与えているとしたら、これらの有名な大企業に対する訪問者の連帯感があるのでしょう。別の例としては、Better Business Bureau のメンバーバッジを挙げておきます。
  18. 中身の質(Quality of Content) - 当然ですが、コンテンツの質をこのリストから外すわけには行きません。中身の質は、他の要素と比べると、ぱっと見ただけでは第一印象には繋がりませんが、一分以上サイトを見てくれる訪問者には多大な影響があります。ブログではこの点が特に重要でしょう。最初に見たコンテンツが当たりだったら、その訪問者はそのサイトを好意的に覚えてくれるものです。
  19. 調子(Tone) - 実際の内容に加えて、内容の調子も第一印象に大きな影響があります。強い調子のブログを私はいくつも訪れてみましたが、ネガティブな調子のブログの第一印象はよいものとはいえませんでした。
  20. コメント/TB数(Number of Comments and Trackbacks) - ブログの初訪問者はそのブログのコメント数やTB数を目にするものです。それらが多ければ、それだけ多くの読者が関わっていることが暗示されます。逆にコメントがない場合などは、一体誰がこの記事を読んでいるやらという気持ちを訪問者に抱かせるものです。[弾:炎上はどういう扱い?]
  21. Flashによるイントロ(Flash Intros) - 利点も欠点もあります。Flashを使うことで第一印象はそれだけ強いものになりますが、それが好印象か悪印象かは別問題。個人的にはFlashによるイントロは好きではありませんが、サイトの種類によってはそれが適切とも思えます。例えば映画やロックバンドのページなど。ただし、それらに該当しない場合には私はFlashは飛ばしています。

他のリストに加えた方がいいもの、ありますか?[弾:勘弁してください]

Dan the Terrible Page Designer