簡単です。

codeなにがし::プログラマにおくる英語の冠詞の使い分けの法則 Wiki版
実は冠詞の使い分けに関しては、プログラムを書く人間であれば即座に理解できる法則があります。
a
それと別物を置き換えても文章が成り立つ場合。
どれでもいいのが a
the
それでないと文章が成り立たない場合。
それじゃないと駄目なのが the

だから乞食は"Would you give me a quarter."(25セントくれ)と言うのに、取引では"Give me the money."(その金よこせ)と言うわけです....というのは半分冗談ですが、そういうことです。

anyとsomeもついでに覚えちゃえ

ついで、というより、このことは any と some の違いと一緒に覚えると確実に覚えます。

こちらは、The Beatlesのあの歌の出だしを丸暗記してしまえば楽勝です。

♪Help! I need somebody
♪Help! Not just anybody

もうおわかりでしょう。some に対応するのが the 、any に対応するのが a です。

パソコンの出始めの頃、秋葉の店ではたいていそこでゲームが動いていて、パソコンのゲームなのでそこにはよく"Hit any key"と表示されていたのですが、「[any]キーがない!」というのはよく耳にしたものです。

注意事項その1:固有名詞にはtheをつけない

codeなにがし::プログラマにおくる英語の冠詞の使い分けの法則 Wiki版
例えば地球ができた時には生成されていた(はず)の太陽(the Sun)や月(the moon)はtheを付けて参照します。また、インターネットは the net などと呼称されることがありますね。

ちょっと違います。「我々の地球が公転している太陽」は the なしの Sun ないし the sun です。ちなみに"a sun"とは何かというと、恒星の一般名詞として使ったりもします。もっとも、a star の方がより一般的なのですが。

大文字、すなわち固有名詞になっている場合にはtheはつけない。これは the internet と Internet の場合も同様です。これは、プログラマー的な理解にも合致します。theはいわば「固有化オペレーター」なので、すでに固有化されているものに二重にかける必要はない、というわけ。

ただしこれにもこれまた例外がありまして、「固有フレーズ」の場合はtheを取り除けない。the United States のように。これ、実は"of America"とは限らなくて、メキシコも英語の正式名称は"the United States of Mexico"です。

ザ・グル」の場合どうなのでしょう:)

注意事項その2:作品紹介では a を使う

洋画の冒頭を見て下さい。"a Walt Disney film"だとか、"a Kurosawa movie"とかという表記になっているはずです。極めつけに、"A Fish Called Wanda"なんて映画まであります。 a と the の違いから考えれば、これは the が正しそうに思えますが、なぜかこういう場合は a なのです。

実はこれ、例外というよりは一般原則の拡張でもあります。この場合、"Kurasawa movie"を一つの単語だと考えるのです。そうすれば"'Spirited Away' is a Miyazaki film. The movie won the Academy Award in 2001."という文章でもとまどいません。

これの用法で唸らせられたのが、"It's a Sony"。この時はさすがソニーだと感心しました。

結局のところ習うより慣れろ?

とはいえ、aもtheもあまりに使う回数が多くて、いくらルールが簡単だからといっていちいちルールを適用していたら身が持ちません。結局のところ習うより慣れた方がいいのかも。日本語ネイティブが「は」と「が」の違いを考えずに使い分けられるのと同じことです。

慣れると今度は「ルールに則っている」というのではなく、「これがaだとなんだか違和感がある」だとか「自然とtheになった」とかという感じになります。「英語でなんとかくらせる」レベルだと、そういう感じになっていると思います。それまでは、"Help!"をカラオケで歌えるように練習しましょうか。

Any questions?

A Blogger Called Dan

追記: 2007-12-06 - odz buffer経由。

英語だけど、よく出来てるなあ。ちょっと惰訳するには重いけど....