ついこないだ
404 Blog Not Found:好きを貫いている者の礼儀私は今、好きを貫いて生きている。
と書いたばかりだが、むしろ私は以下に近い。
「好きを貫く」よりも、もっと気分よく生きる方法 - 分裂勘違い君劇場だから、ぼくには趣味と言えるものがない。
好きを貫いてもいない。
ぼくは「好きという呪い」から自由であろうとする。
というのに近い。近いがやはり違う。今回はそれについて書くことにしよう。
以下のように食べ物に例えるなら、
毎日朝昼晩、ステーキばかり強制的に食わされる生活が幸福であるはずがないのだが
嫌いな付け合わせを先に食って片付けてしまわないと、ステーキを味わえない性分とでも言えばいいのか。
振り返ってみると、私は「好きを貫く」というよりは「嫌いから逃れる」人生を歩んで来たと思う。学校が嫌いだったので登校拒否し、家が嫌いだったので家出し、日本が嫌いだったので留学し、雇用されるのが嫌だったので自営し....といった具合だ。
しかし、「逃れる」も続けていると、どこに逃げても同じだ、という状況に嫌でも気づく。学校が嫌だからといって世間がなくなるわけでもない。世間というものがある点においては日本も合州国も一緒だ。そして雇用だろうが自営だろうが、金は人様への価値提供と引き換えでないと手に入らない。
それに気がついてからは、嫌いに対しては、逃れるよりも「砕く」方に方針転換した。もちろん逃げるしかない時には躊躇せず逃げるが、自分で砕ける程度の嫌いならば、逃げるより砕く方が楽でもある。
ありがたいことに、「好きを貫く」効用を人に説くのは楽ではないが、「嫌いを砕く」方の効用は誰の目にも明らかで、誰の目にも明らかである以上、請求書も発行しやすい。また「嫌いを砕く」も続けていけば、「嫌い」ではなく「砕く」の方が面白くなってきたりもする。そうして私は技と富を増やして来た。
損な役回りに見えるかもしれない。しかし財の増え方を見れば、そうは言い切れないだろう。確かにステーキを口にする機会は減るかもしれない。しかし三食ステーキを食えるほど私はステーキが好きなわけではないし、一生それだけを食えるほど好きなものには未だに巡りあっていない。そしてなにより、嫌を砕いて汗をかいた後の方が、同じ好きなものでも一段とうまく感じるのだ。
ただし、私は好きを砕いても、砕かれた破片まで掃除しているわけではない。この点に対する後ろめたさもなくはないので「好きを貫いている者の礼儀」を書いたのだが、手前味噌な言い方をすれば、私にしか砕けない嫌を細かくして、より多くの人でも片付けられるサイズにしたのだという言い方も出来る。
そして、ボク的には、そのイメージが、2ちゃんねる管理人のひろゆき氏の生き方に重なる。
いかにも古めかしく暑苦しい近代的な梅田思想に比べ、
肩の力の抜けたひろゆき氏が自然体で語りかける言葉の一つ一つは、
はるかに現代的で洗練されており、次の時代を生きるためのヒントがあるように思う。
私のやり方は、その梅田思想と比べてすら原始的である。しかし思想を切り替えたからといって、問題が片付いたわけではない。そういう時は、思想は後回しにして手を動かした方が「気持ちがいい」。そういう時に、私は好きだの嫌いだの考えない。ただそこにある問題を、それから逃げるか、それを砕くか、あるいはシカトするかの三択をするだけだ。好きだの嫌いだのというのを考えるのは後日である。
実のところ私は形而上的なことを考えるのはかなり好きだ。しかしそこに形而下の問題があるときには、それを片付ける方を優先してしまう。そうやって「好きなことをやる」暇がなってしまったらその時にはそれこを損な役回りというものだが、幸いそうはならずに、ステーキを喰らう機会を充分確保しつつ今に至っている。
このあたり、人それぞれではある。周りを見ずに好きを貫ける人もいれば、嫌なものが視界に入っているのも耐えられない人もいる。いや、「人それぞれ」どころではなく「時それぞれ」である。同一人物がある時好きを貫き、別の時に嫌を砕いているのはむしろ自然な姿だ。
ただ、これはかなりの人類に共通しているのではないか。悩んでいる時には、より手を使う道を選んだ方が気持ちがよい、というのは。まだ好きが見つからない人は、とりあえずその辺に転がっている嫌なことを片付けるのも悪くないよ。
Dan the Lucky One
適当な幸福をセッティングしている女がいましたが、
いつも
幸せそうでしたよ。
毎日、
3時間置きくらいに、幸せが
確実にやってきてたから。
当然、仕事欲もないし、
品質も低いし、
まわりは、そういう部品として
きれいに回ってたなぁ。そういえば。
波風もたてないし、悪口も言わないし。
愚痴も言わない。
とにかく、何か幸せそうに3時間置きくらいに、
食ってる。
それなりに転職して行って、
28歳くらいで結婚して、子供
生んでましたね。
当然、肥満体でしたけど。