妻にねだられて購入。でかしたぞ、妻!

批評かくあるべき、という一冊。

本書「エイガ批評宣言」は、世界一のガチ芸人(かもしれない)、江頭2:50による映画評論。オビがシベ超水野晴郎ということでずいぶんと不安になったが、中身は実に謙虚でまっとうで、しかし江頭2:50な評論に仕上がっている。

まず、まえがきからして、金言。

まえがき

でも、みんなにこれだけは言っておきたい。

例え、どんなにつまらない映画があったとしても、

批判するオレより映画の方が上だ!

もしその映画がウンコだったとしても、オレはそれをさにしてしか生きていけないハエなんだ。

なんと美しい蠅であることか。蠅のように舞い、蠅のように嘗める。これはモハメッド・アリバエだ。

さながら私は、本のウジといったところか。

高校生のための文章読本 pp.208
  1. 良い文章とは
    1. 自分にしか書けないことを
    2. だれが読んでもわかるように書いた文章

まさにそういった文章だ。「角川映画はキューバだ」、うーん、しびれる。

p. 11
じゃ引きろ!(笑)

Dan the Bookworm