タイトルはもちろんこれの一曲目から。

極東ブログ: スティーブン・ジョブズとかウイリアム・ゲイツとか名前についての些細な話
別のかたから「本名はスティーブンStevenと綴ると記憶してますが」というコメントもいただいて、もしかすると、先のかたのw連続のコメントは、私が「スティーブ」を「スティーブン」だと思い違いしているか、よくある入力ミスだと思ったのだろうか。

わざわざ蛇足する気になったのは、「三本目の足」に理由がある。

いろんな実例は元記事を、それでも足りない人は名前の短縮型を、さらに満足感を得たい人は人名の世界地図を読んでいただくとして、この文脈で Richard が出てこないのが不思議だったので。

Richardの短縮系、RickやRichもあるのだけど、なんと言ってもDick。しかしこれにはポコチンの意味もあるのだ。

これ、Richardによってはものすごく怒る。怒るので、例えば President Nixon は民主党員はたいてい Dick Nixon と呼んだりする。というわけで今日の教訓その一。Richardに気をつけろ!

これほどではないのだけど、Bobと呼ばれるのを嫌うRobertも結構いる。これは動詞の to bob に「ゆする」という意味があって「落ち着きがない」と思われるのが嫌なのだろうか。

この短縮系で、ちょっと困るのが、元の名前では性別が明らかなのに、短縮したおかげで性別がわからなくなることがあること。例えば Patrick と Patricia はどちらも Pat で、Saturday Night Live で「性別不明の従業員」というスキットでこれが使われていたのを覚えている。性別を仕事上表に出すのは Politically Incorrect なのだけど、おかげで上司が指示を出しにくくててんてこ舞いするというネタである。

さらに私事になるが、私は Daniel-san と呼ばれていたこともある。Karate Kid で Pat Morita が主人公をそう呼んでいたからだ。でも一番ややこしかったのは、私が Daniella という名前の女の子とつき会っていた時。試行錯誤の末、その時はお互い Last Name で呼び合っていた。英語圏は(最近そうでもなくなりつつあるらしいが)名前のバリエーションが日本語よりずっと少ないので、結構こういう滑稽なことが起こる。

しかし、こういった現象は、英語の専売特許というわけでもないと思う。三音節以上になると、日本語でも自然と二音節以下のニックネームをつける傾向があるのではないか。普段長女を呼ぶときは、「はずみ」でなくて「はず」だし、次女は「きわみ」でなく「きー(やん|ちゃん)」フルネームになるのはたいてい叱る時(これは英語でも同じ)。妻の「なおみ」がなおみのままなのは、Naomiだと実は二音節( ao が diphthong で一音節)だからかも知れない。

Dan the Monosyllable