一日遅れになってしまった。

第9回目の今回は、単刊購入のインセンティブが今までで最も高い号かもしれない。

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そういうわけで単刊購入リンクも一応用意しておきます。

後悔しない「老後」

大特集、というか巨大特集です。何しろ対象読者の年齢層が広い。およそ老後への備えが具体化する四十代から寿命が尽きるまで。人生の半分以上をカバーするのですから。

「暮らし」「住まい」「企業・起業」「おカネ」「介護・医療」「相続」「死に方」の6つの小特集から構成されている今回の大特集ですが、とにもかくにもまずは90ページの写真をご覧下さい。キャプションだけ読み上げます。

P. 90
ゴミが散乱する中で孤独死した男性の部屋。発見までに時間を要したため、床には人形がくっきりと残った。

はい。特殊清掃「戦う男たち」の世界がそこに広がっています。何の準備もなく自然死しても、自然の中でもなければ人の手を大いに患わしてしまう、ということですね。飛ぶ鳥後を濁さずというのは、「ヒト」には可能であっても「人間」には事実上不可能だということがよくわかります。

老後の姿も、今までになく多様化しています。孫に囲まれて大往生というのはむしろマイノリティ。2030年には3人に1人が「おひとりさま」で老後をすごすそうです。そんなわけでインタビューは上野千鶴子養老孟司。当然すぎる人選といえば当然です。

今後、日本では毎年100万人以上が死亡します。これは避けようがない現実。それがどれほど「きれい」なものとなるかは、各人の準備にかかっている、というわけです。むしろ長生きするつもりがない人ほど、目を通しておく記事だと感じました。

Book Reviews

林操のコラム、今回は「「食い逃げされてもバイトは雇うな」なんて大間違いと「3年で辞めた若者はどこへ行ったのか」を「柳の下のどじょう本」として比較しております。林氏の見解には私は首を傾げることが多かったのですが、今回の見解は一致します。なにしろ山田真哉さんには先日お会いして、まさにこの通りの話題が出てこの通りの結論が出ましたから。

ゆく連載くる連載

期も改まったということで、多くの連載が終了しています。今回は特集が巨大だったということもあって、新連載がまだ登場していないようなのですが、来号あたりから出始めるのでしょう。

Dan the Mortal