その通り。

2008-04-07 - reponの日記 - 逃げ方、避け方、守り方
いじめに耐える必要なんか無い。
学校なんか行かなくていい。
嫌な集団に取り入る必要はない。
そんな集団に属さなくても、その子が生きられる集団はいくらでもある。
それが、今のその子には見えていないだけなんだ。

そしてこのことは、次のように一般化できる。

いじめに耐える必要なんか無い。
そこになんかいなくていい。
嫌な集団に取り入る必要はない。
そんな集団に属さなくても、おまえが生きられる集団はいくらでもある。
それが、今のおまえには見えていないだけなんだ。

私も、そうしてきた。

404 Blog Not Found:小飼 弾 Errata, Addeda & FAQ
中学で高校で勉強することをおぼえた
それも登校拒否のおかげです。実に有意義でした。卒業式(最後にオフィシャルに卒業したのってこんだけ。わはは)に、恩師の皆さんに「9年間の義務教育がいかに役に立たないかを徹底的に教えて頂きありがとうございました」と深々と頭を下げたのはよく覚えてます。

我が盟友、宋文洲もそうしてきた。

うまい逃げ方」 P. 78
でも、つらい人生なんてありません。つらい状態がつづくようなら、つらい現実を変えるか、つらいと思う自分を変えるか、逃げ出すかやめるか。解決策はその三つです

彼が指摘する通り、つらい現実に対して我々が出来ることは、三つしかない。

  1. 現実を変える
  2. 自分を変える
  3. 逃げる

これは難易度順でもある。最も難しいのは、現実を変えること。次に難しいのは、自分を変えること。そして最も簡単なのは、逃げること。

マッチョとか強者とか言われている人は、例外なくこのことを体で知っている。彼らは強いのではない。自らの弱さを熟知しているだけなのだ。

なのに面白いことに、弱者と呼ばれる人ほど、その逆を試しては、うまく行かないことを嘆いているように見受けられる。これは日本だけの現象ではない。誰かが現実を変えてくれることを待ちぼうけ、誰かが自分を変えてくれると思って騙され、そしていつまでもそこにいる。

まずは、逃げてはいかがだろう。

もちろん、これとて言うほど楽ではない。家の中に逃げられればそれに超したことはないが、私はそこまでラッキーではなかった。だから家出もしたし、長じては海を渡った。それらは当時はきついことであったけれども、今考えると最も楽な方法であったと弾言できる。

逃げた先は、世界中から「逃亡者」を集めていたところでもあった。寮生の一人はパレスティナ難民だったし、バイト先の社長はヴェトナム難民だった。勉学にしろ仕事にしろ、彼らは目の色が違った。それ以上逃げ場所がないという強迫観念ともいえる決意が、彼らの強さの源だった。

このことから、もう一つの法則も見えてくる。

逃げ場を提供できる組織は、強い。

なんだかんだいってアメリカ合州国が世界最強である理由もそこにある。いや、あったというべきだろうか。

この法則の対偶を取ると、もう一つの法則になる。

弱い組織からは、人が逃げる。

ソ連という組織も弱い組織だった。たかだか3/4世紀しか持たなかったほど。中華人民共和国はどうだろうか。

話が少しふくらみすぎてしまった。組織論は後回しでいい。まずはつらすぎる現実に直面した、個々の君たちの話だ。

まずは逃げろ。追っ手の手の届かぬところまで。

そして自分を変えろ。強くたくましく。

順番を違えてはならない。つらい現実にいても、それに耐えているだけで自分を変える余裕はなくなる。そうしているうちに、逃げる余力さえなくなってしまう。

かっこ悪くてもいい。卑怯者でもいい。

まずは、逃げろ。

Dan the Survivor