そんなにたくさん覚えられるものでもないし、また覚える必要もない。

なぜなら、上に挙げられたものはすべて定理であり、それらはたった一つの公理から導出できるからだ。

相手と自分の利害が対立したとき、
  • 自分の利害を優先してよいのがアマチュア
  • 相手の利害を優先しなければならないのがプロフェッショナル

これだけだ。

なぜプロの報酬はアマよりも高いのか?それだけの報酬を払ってもプロの方がクライアントにとって安上がりになるからだ。なぜプロは自己投資を続けなければならないのか?いざという時のリスクバッファーがないと続けられないからだ。

なぜプロが自分の仕事を好きでなければならないか?死ぬほど好きでなければ務まらないからだ。

ペルシャを防いで死んだ300人のスパルタ人は、プロフェッショナルだ。サッコ・ディ・ローマで全滅したスイス人傭兵もプロフェッショナルだ。

その意味で、いざとなったら子のために死なねばならない親というのは、すべてプロフェッショナルである必要がある。

プロはそう簡単に死んではならない。そうでなければ相手の権益も守れない。しかし死がたった一つの冴えたやり方なら、ためらってはならない。

幸いなことに、そういう状況に追い込まれることは滅多にない。たいていの場合において、プロの利害とクライアントの利害は一致し、プロはリスクにふさわしい報酬を手にすることができる。利害対立が起こっても、死ぬほどの損失というのは滅多にない。それどころか、そうした一時損失はプロとしての与信を高めさえする。

しかし、いつかはスパルタ人やスイス人の立場に立ってもおかしくない。

それを知り、それを覚悟しているのが、プロフェッショナルである。

それ以外は、すべて二義的。

Dan the Amateur Blogger / Professional Father