というわけで、遅ればせながら VMWare Fusion で遊んでみたのだが、いいわこれ。

とはいってもWindowsは入れてない(ごめんなさい>「これでIEのサポートが増しになる」と期待した各位)。

その代わり、FreeBSD-7.0 Releaseで「まともに」ネットサーフィンできるようにするまでの抄録を。

まずは結果から。

vmware-freebsd7-kde3

日本語入力もOK。Anthyで「こがい」がきちんと変換できたことに絶望した!

Flash 7を入れれば、YouTubeも見れます。ニコニコ動画は残念ながらNG。Flash 9が必要のようです。

Virtual Machineの作成

  • Operating SystemはOther、VersionはFreeBSDで。
  • Disk Sizeはデフォルトの8GBで。4GBとかだとKDEを入れると足りない。ちなみに上の状態になった時点でのdfはこんな感じ。
    % df
    Filesystem  1K-blocks    Used   Avail Capacity  Mounted on
    /dev/ad0s1a   7865554 3175460 4060850    44%    /
    devfs               1       1       0   100%    /dev
    
    Advanced disk options は好みで指定を。私は"Allocate all disk space now"と"Split disk into 2GB files"を双方ともオンにした。
  • Time Machineを使っている人は、この時点で Virtual Machines フォルダ、すなわち~/Documents/Virtual Machines.localizedをバックアップ対象から除外しておいた方がいいかも。
  • Assistantの最後の画面で、Virtual Machine はすぐに起動しない方がいいだろう。

FreeBSDのインストーラーCD-ROMイメージの用意

  • ネットが高速な人は、7.0-RELEASE-i386-bootonly.isoだけ取ってきて、そこからネット経由でインストールするのが吉。binaryモードでダウンロードすることをお忘れなく。OS Xの方でダブルクリックしてmountできるか確認しておくといい。

Virtual Machineの準備

  • MacBookなどを利用している人は、Batteryは"Pass host power supply status to the guest"にチェックを入れておくと、あとでapmコマンドでFreeBSD側でバッテリーチェックできたりするぞ。
  • Memoryは512MB以上にしておこう。KDE使用時、256MBだと確実にドカンとSWAPする
  • Processors、Core 2 Duoとか使用しているなら、2 virtual processorsにしておこう。FreeBSDは7.0以降、GenericカーネルでもSMPがオンになっている。
  • CD/DVD、これ以外はオプショナルなのだけど、必須なのがここ。7.0-RELEASE-i386-bootonly.isoを指定して、Connectedにチェック

VMの起動とFreeBSDのインストール

  • あとは起動すれば、おなじみのインストーラー画面までたどり着けるはず。
  • FreeBSD 7.0からは、最初にキーボードの指定をするようだ。私は英語キーボードなのでこの部分はスキップ。[cancel]するとそうなる。
  • fdiskはUse Entire Disk、Boot Managerも普通にインストール
  • disklabelは、最初に256MBをSWAPに指定した後、残りを/に。Softupdateもあらかじめトグルしておく(UFS2+S)
  • distributionはX-Userを。X.orgは後づけでもいいけれど、ここで入れておいた方が後が楽。
  • Mediaは[FTP Passive]を。NATの内側の場合、このFTP Passiveが肝要。サイトは最寄りのftpN.jp.freebsd.orgを。私の場合ftp3にした。mexさんありがとう。
  • ネットワークの設定は、IPv6がNoでDHCPがYES。Virtual Machineの設定がデフォルトのNATなら、le192.168.116.128が割り当てられるはず。
  • あとはインストール。Xをインストールする場合は結構時間がかかる。X-Userでも1.5GBばかり持ってかれる。
  • 終わったら、Time Zoneなどを設定しておく。SSHはオンにしておこう。あとでMac側からsloginできたりして便利だ。もちろんインストール後に/etc/rc.confをいじってもよい。
  • インストーラーで一通りやることを終えたら、インストーラーを終了して再起動。この時点ではCD-ROM (Image)は外さなくてもOK。

再起動後の設定前編 - VMWare Tools のインストールと Xの確認

  • loginしたら、dot fileをscpしてくるというのは釈迦に説法。
  • pkg_addで幸せになりたいので、以下の環境変数を設定しておく。
    export FTP_PASSIVE_MODE=1
    export PACKAGEROOT=ftp://ftpN.jp.freebsd.org
    
    あるいは
    setenv FTP_PASSIVE_MODE 1
    setenv PACKAGEROOT ftp://ftpN.jp.freebsd.org
    
  • 以下のpackageを追加しておく。
    pkg_add -vr compat6x-i386
    pkg_add -vr xf86-input-vmmouse
    pkg_add -vr xf86-video-vmware
    
  • ここでVMをctrl-cmdで抜けて、Settingを。まずCD/DVDを外してから、メニューの[Virtual Machine]→[Install VMWare Tools]を選択。この[Install VMWare Tools]というのは実はVMWare Toolsが入ったCD-ROMイメージを準備するだけ。
  • 以下のようにしてVMWare Toolsをインストール
  • su
    mount /cdrom
    cd /tmp
    tar zxvf /cdrom/vmware-freebsd-tools.tar.gz
    umount /cdrom
    cd vmware-freebsd-tools
    ./vmware-install.pl
    
    vmware-install.plの指示はそのままYESでOK。
  • インストールが終わったら、[Virtual Machine]→[Cancel VMWare Tools Install]
  • psvmware-guestdが動いていることを確認した上で、通常ユーザーからstartxしてみる。
  • うまく行ったら、twmの画面が現れるはず。ctrl-alt-deleteで強制終了。

KDE/SCIM/Anthyのインストール

  • 以下をrootで。特にKDEのインストールはむちゃ待たされるので、最後のコマンドを売ったら風呂に入るなり、飯を食うなりするのが吉。時間的にはこの中で最もかかる。
  • pkg_add -vr ja-scim-anthy
    pkg_add -vr skim
    pkg_add -vr ja-kochi-ttfonts
    pkg_add -vr kde
    
  • サウンドを有効にするため、以下のコマンドをrootで。
    kldload sound.ko
    kldload snd_es137x.ko
    
    ついでに/boot/loader.confに以下を追加しておくと、次の再起動からは上記コマンドを打ったのと同じになる。
    sound_load="YES"
    snd_es137x_load="YES"
    
    snd_es137xの代わりにsnd_driverでもOKなのだが、それだと無駄なモジュールをロードすることになるのでこちらの方がよいだろう。

  • ~/.xinitrcを以下のとおり設定。
    export LANG='ja_JP.eucJP'
    export XMODIFIERS='@im=SCIM'
    export GTK_IM_MODULE='scim'
    export QT_IM_MODULE='scim'
    echo '*inputMethod: SCIM' | xrdb -merge
    scim -d & 
    exec startkde
    
  • 通常ユーザーからstartxしてみる。真っ黒な画面の後、しばらくしてKDEの初期設定画面が現れるはずだ。
  • konquererでも起動してみる。適当にgoogleに行ってみる。検索窓にfocusをあててctrl-spaceを押して日本語が入力できるか確認してみる。

linux-flash7のインストール

基本的には

のとおり。

  • linux_baseを入れ忘れていたなら、
    pkg_add -vr linux_base-fc
    
    しておく。
  • portupgradeを
    pkg_add -vr portupgrade
    

    で入れておく。

  • (オプショナル)
    mkdir /usr/ports/packages
    
    して、portupgradeで作ったpackageがそこに収まるようにしておく
  • portupgrade -Npr www/linux-flashplugin7
    
    を実行する。nspluginwrapper も、デフォルトで一緒にインストールされる。
  • nspluginwrapper -v -a -i
    
    を実行する。
  • konquerorのplugin設定で再検索をかけて、Pluginsタブにlibflashplayer.soが現れればOK。
  • あとはYouTubeあたりでflashがうまく行くか確認すればよい

一通りいじってみて

KDEは起動がクソ重い。OSより重い。Guest OSを起動して、loginして、startxしてというのは気が遠くなりそうだ。kdmでも使うか?

私はNOといいたい。なぜなら、VMWareなら安全にsuspendできるからだ。ただし、suspendボタンを押しても怒られるので、怒られたダイアログの通り、optionを押しながら[Virtual Machine]メニューから[suspend]を選択する。

vmware-freebsd7-kde3-suspend

この状態で、VMWare Fusionをquitしても、次にVirtual Machineをresumeすれば何もかも元通り。時計も数秒で現在時刻へとupdateされる。

Mac用のEmulator は SoftWindows → Virtual PC → Parallel Workstation とかなり試してきたが、VMWare FusionほどシームレスなEmulatorは初めてだ。特にFreeBSDの場合は、Emulator側でサポートツールがあるのはこれだけ。おかげで時計も遅れないし、suspendもし放題。これは快適だわ。

Dan the Man with Too Many OSes to Fiddle

See Also