ubuntu logo

で、「404 Blog Not Found:「Linuxが普及しない」理由A - 実はすでに普及しているの続きを書こうとして ubuntu を使ってみたのだけど....

いいじゃん、これ。

というかこれでいいじゃん。

私は Ubuntu 8.04LTS の VMWare Fusion の仮想マシンを以下から入手して使ってみた。

で、こんな感じ。

ubuntu-at-a-glance

ニコニコも出来ます。ただ日本語入力が出来ないけど。

ubuntu-nicovideo

はてなハイクで落書きも出来ます。こちらの使用感は Mac OS X や Windows とほとんど変わらず。

ubuntu-hatena-haiku

QuickTimeだってOK。それもビューワーでなくてBrowser Plugin経由で。

ubuntu-quicktime

そして Windows Media も。

ubuntu-windowsmedia

でも、努力すれば別に ubuntu でなくても他の Linux Distribution でも *BSD でもここまで持って来れる。ところが、最も驚いたことに、ここまで来る際に私は一度もshellの世話にならなかったのだ。

私はただ何も考えずに Firefox のアイコンをクリックし、Flashの画面では何も考えずに「プラグインをインストールしますか?」ダイアログで[OK]ボタンを押して。QuickTimeとWindows Mediaでこそいったん右下のメニューボタンから["動画プレイヤー"で開く]を選んで、その動画プレイヤーであるtotemからプラグインをインストールしたけど、この程度であれば OS X でも Windows でも経験する。

そう。ただ言われるがままホイホイ指示に従っているだけで、期待通りよきにはからってくれるのだ。

あくまで仮想マシンを使ってみての感想だけど、「殺速」(whipuptitude)に関してこれほど楽なOS、いやデスクトップ環境は久しぶり。パッケージ管理まで含めれば OS X をも凌駕するのではないか。OS Xのソフトウェアップデートは Apple のソフトしか使っていないし、MacPortsはサードパーティーの上、こんなきれいに環境に統合されていないし。Windowsに関してはお話にならない(というのか年々「お話にならない度」がひどくなっているような。Windows 98って悪くなかったよな(遠い目))。

もちろん「複殺」(manuplexity)に関しては「普通」の Linux ではあるのだけど、それでも MacPorts を使える人が apt-get を使えないわけがない。

この仮想マシンに割り当てられているメモリーは、「わずか」512MB。それでも充分以上にきびきび動く。ディスク構成は、こんな感じ。

dankogai@ubuntu-vm:~$ df -h
Filesystem            サイズ  使用  残り 使用% マウント位置
/dev/sda1              19G  2.8G   16G  16% /
varrun                252M  104K  252M   1% /var/run
varlock               252M     0  252M   0% /var/lock
udev                  252M   44K  252M   1% /dev
devshm                252M   12K  252M   1% /dev/shm
lrm                   252M   39M  213M  16% /lib/modules/2.6.24-19-generic/volatile
gvfs-fuse-daemon       19G  2.8G   16G  16% /home/dankogai/.gvfs

ネット端末としてなら、これで充分すぎるぐらい。

というわけで、MacとWindowsをお持ちの方、だまされたと思って ubuntu の仮想マシンを試してみてください。VirtualBox なら、仮想マシンソフトのための代金もかかりません。

ここまで感動した Linux Distro は、 mkLinux 以来かも。あれもいきなり kde (まだヴァージョン1より前の)が出てびっくりしたっけ....

これでやっと続きが書ける....

Dan the Ubuntu Newbie