あれ?この記事で、なんで記事本体はおろかはてブのコメントにも関連エントリーにもアレが登場しないかと、現在ホテル軟禁中の私に引っかかったので。

元麻布春男の週刊PCホットライン
筆者の場合、出張時はホテルの部屋で原稿を書くPC(最近はMacBookが多い)、イベント会場等で持ち歩くPC、iPAQやiPod touchのようなPDAの、計3デバイスを持ち込む。これら3つのデバイスでインターネット接続を共有するために、無線LANアクセスポイント機能を備えたルーターがあると便利だ。

実は、Macにはもれなく「インターネット共有」がついてくる。v10.2の頃から標準装備なのでかなり前からである。LANの口が少ないときなど、よく私は「ルーターやります」と言うのだが、未だに驚く人が結構いるので以外と知られていないようだ。

使い方は、至って簡単。上の画面を見れば説明は不要だろう。

見ての通り、プルダウンメニューから現在接続中のインターフェイスを選んで、それをどのインターフェイスに流すのかにチェックを入れて、後は左の[Internet Sharing](日本語なら[インターネット共有])をクリックするだけ。

この警告ダイアログでOKすれば、あとはMacがずっとルーターをやってくれる。

AirPort、すなわちWifiに関しては、WEPなど最低限の追加設定もできる。

以前からよく使っていた機能なのだが、iPhoneを使いだしてから使用頻度がさらに上がった。

見ての通り、このインターネット共有では上流側のインターフェイスと下流側のインターフェイスが自由に選べるので、「無線で受けて、有線に流す」ことも出来る。まだmadwifiが安定してなかった頃のUbuntuでこれは重宝した。

とはいえ、出来ないこともある。無線で受けて無線で流すは無理(有線-有線はOKなのに:)。

元麻布春男の週刊PCホットライン
小型軽量、USB給電に加えて3番目のメリットが、冒頭で紹介した無線LANによるインターネット接続サービスを、無線で共有できるという特徴だ。

しかし、

これまで使っていたトラベルルーターは、ケーブルで提供されるインターネット接続を、無線LANにより複数のクライアントで共有可能にするものだった。無線LANによる共有がないと、PDAやiPod touchをネットワークに接続することが難しい。その点では便利だったのだが

この部分は完璧に「インターネット共有」で出来る。

一応同様のことは、Windows XPでも出来ることになっているのだが、Proでないと駄目で、しかも設定はうざいウィザード経由。下流ネットワークが192.168.0.0/24で決めうちという問題もある。とても旅先で使えるような代物じゃない。

Ubuntuにも欲しい機能。もちろんコマンドラインでやっちゃえばいいのだけど、nm-applet経由で出来るようにしてもらえないかなあ....

Dan the Mac User with Too Many Packets to Forward