私も15ぐらいのときはスーパーでバイトして、レジ打ちもPOSの設定もやったことがあるのでその気持ちはわかるのだけど....
才能あるレジのおばさんにはそれ相応の給料を払ったほうが良い - コトリコだけど僕はあのオバサンにはレジ打ちしてもらったほうが嬉しいですし、みなさんも偉大な才能が世の中から失なわれてしまうのはもったいないと思うことでしょう。
それ以上に、
それでもあのオバサンが選ぶ職業は高級官僚なのです。
となってしまうかももっとわかる。
結局のところ、そのおばさんに給与を払っているのはそのスーパーの客で、そのスーパーの客がオバサンの才能に価値をさほど認めていない、というのがその答えになる。
我々がスーパーで買い物をするのは、おばさんの華麗なるレジ打ち芸を見るためではなく、10円でも安く晩飯のねたを仕入れにいくため。もちろんレジ打ち芸を見たい人もいるだろうけど、ほとんどの客はそうではない。
ましてや、最近はこんなものすらある。
我が家もよく利用させていただいているが、実に便利だ。ある程度金額がまとまれば送料も無料。品揃えはますます豊富になるばかり。そして、もちろん華麗なるレジ打ち芸を目にすることはない。
客からしてみれば、レジ打ちという「芸」には敬意ぐらいしか払えないが、玄関まで商品を運んでくれるという「腕力」の方には金も払うというわけだ。
もちろん、すべての業態がそうだというわけではない。Wal-martが「猖獗を極めている」合州国ですら、Southwest Airlinesのように、従業員の芸に会社も客も価値を認めている職場もある。
しかし、芸を価値にするためには、芸だけ磨いても駄目なのだ。
それでは何が必要か、というのは「アイデアのちから」に書いてあるのでそちらを参照のこと。アイデアも芸も、それだけでは価値として認めてもらえないという点では共通しているので、レジのおばちゃんのキャリア形成にも大いに役立つはずだ。
Dan the Man with Too Many Trades
今以降の現代人。