どうするか。

極端シリーズ - ARTIFACT@ハテナ系
非コミュ「どうすればいいんだよ!」(最初に戻る)

とりあえず、テンプレ化。

人類「僕らなんかが、世界に関わったら、地球を傷付けてしまう…」
神「自分の行為が地球を傷付けるとはなんと傲慢な考えだ。誰もお前のことなど気にしていない」
人類「よし、気にせず、自分の思うように、世界に関わろう」
神「お前らは鈍感過ぎる。自分がどれだけ地球に迷惑をかけているのか、考えろ!」
非コミュ「どうすればいいんだよ!」(最初に戻る)

67億人を束ねても、宇宙にしてみればこんなところではないか。

次に、うまくやっている人を覗いてみることにする。

勝間和代公式ブログ: 私的なことがらを記録しよう!!: 今年の勝間的10大ニュースまとめ
以下が、10大ニュースです。

見事に自分が関わったことしか書かれていない。

なぜ「非モテ」とか「非コミュ」とか、「非」が頭につく人たちが「どうすればいいんだよ!」ループに陥るか。

自分ごとを、一般論で解決しようとしているからだ。

だから、ループを脱出するのは実に簡単だ。「人」とか「世界」とかという一般名詞を、あなたに関わる固有名詞で置き換えればいい。

道下「僕なんかが、ハッテン場に関わったら、阿部さんを傷付けてしまう…」

この時点で、もうみのもんたは何も言えなくなってしまう。みのもんたがベンチにつなぎを着て座っていれば別だが。

あとは、みのもんたがいない公園のトイレで、テクニックにはげめばよい。

と、ここまでが一般論。

私の疑問は、なぜかくも多くの人々が--時には自分自身さえも--このループにはまるのか、ということ。

その答えは、あっさりkanose村長の元発言に書いてあった。

極端シリーズ - ARTIFACT@ハテナ系
いつものオチだけど、バランスが大切。

そう。

バランスが大切だと勘違いするから、ループにオチてしまうのだ。

バランスが大切だと思い込むから、一般論に走るのだ。

確かに、一般論がうまく決まるのは痛快だ。数学のあのとてつもない美しさは、疎にして漏らさないあの全順序にある。うまく決まった一般論は、単に美しいだけではなくとてつもなく役に立つ。だから我々は幼い時から、一般論へのあこがれを周りの大人たちに刷り込まれる。

と同時に、一般論がほころびた時のはずかしさも刷り込まれる。たしかにほころびた一般論ほど薬なく毒多しなものもそうはない以上、それは間違っていない。

しかし、それが多くの人を無限ループの苦痛に追いやっているのも、また事実なのでないか。

しかも、この無限ループは「勉強のできる」「頭のいい子」ほど陥りやすいのだ。勉強がいやな子は、一般解などなくても、自分が必要な解を見つけた時点で解放されるし、頭がよくなければ一般解には誘惑されないものだ。

だから、「バランスが大事」という大人の言うことは「はい」ではなく「は〜い」と生返事ぐらいにしておくのがいいバランスなのではないか。

バランスは、一般論にして結果論。

みんなの仕事 = Our Business ではあっても、あなたの仕事 = Your Business ではない。

あなたの仕事は、一人でバランスを取ることではなく、「みんな」というシーソーのなるべく端の方に座ることなのではないか。

繰り返す。

バランスを取るのは、あなたの仕事じゃなくてみんなの仕事。

あなたがみのもんたでない限り。

Dan the Selfish Blogger

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