情報の達人は、皆これを知っている。
304 Not Modified: ブログに何を書かないか大事な事はそっちではなく、書くべきでないことを書かないことの方。
人というのは哀れで不思議なもので、明らかになると困る情報ほど、誰かに語りたくなる。
そしてそういう情報ほど、人は知りたがる。「ここだけの話」や「オフレコ」に人は弱い。
それゆえ、人は「ここだけの話」を語りたがる。
しかし、そこで語ってしまってはどうなるか。
「ここだけの話」は、もうその人から二度と聞けなくなってしまう。
なぜ守秘義務があるのか。そして適法に集められた証拠しか証拠採用してはいけないのかという理由が、ここにある。
304 Not Modified: ブログに何を書かないか最近、知ってるものはすべて書いてしまう人が増えている気がする。特に“最近の若者”にその傾向を強く感じる(単に最近ネットを新たに始める人が“最近の若者”だからかもしれないけれど)。「Aさんに会いたいな」と言ったら「連絡してみたら?」とAさんの了解もなく電話番号を教わった。いやいや、それは違うだろ、と。個人情報を本人の了承なく教えてはいけないと判断できないの?、と。
なんでもかんでもマスメディアのせいにするわけではないけれども、この件に関しては有罪だと私は身を以て知っている。
404 Blog Not Found:「これはオフレコです」「サンジャポ」の方は、堀江さんの「これはオフレコです」という発言をそのまま流したこと。そして「サンデースクランブル」の方は宿帳をそのまま公開したこと。
「ネタ切れが怖くて」「視聴率が欲しくて」という動機も、「口軽ブロガー」の場合と共通している。そしてそれがまかり通ってしまえば「これでいいのだ」と他も追従するところも。
「ここだけの話」を他でもしたかったら、そのための手続きをきちんと取らなければならない。そして実は、そのための手続きというのは意外と簡単だったりする。電話番号の例で言えば、「連絡してみたら?」と言うのではなく、その場で電話をかけた上で、本人の了解を取るだけでよかったのだ。
私は文字通りの意味でも、また比喩的な意味でも、声が大きい。それでも鳴いて撃たれた雉にならずにすんだのは、口が固かったからだと結論している。
ここだけの話を聞きたかったら、その話をここだけに留めること。
それだけで、他で聞けない話が山ほど来る。
Dan the Big Mouth
基本的に一度誰かと共有した情報は世界の所有物でなければなりません。
そういう意味では、法律が間違っていると言わざるを得ませんね。