ソフトバンククリエイティブ上林様より献本御礼。
久々のヒット!
深刻なタイトルとは裏腹に、笑って読むべき一冊。
漫画に例えると、「ブラックジャックによろしく」ではなく麻酔科医ハナ」のように読むべき本。
本書「病院はもうご臨終です」は、外科医ドクトル・ピノコが、社会目線ではなく自分目線で医師というものを書いたブルースエッセイ。
上林さんの添え状(金釘解読済み)病院の現状についてマクロなレベルではなっく、ミクロの水準、現場の目線で描いた本
なので、「病院はもうご臨終です」という「マクロ」なタイトルには、本書にも出てくる、素顔と年収とその他もろもろをごまかしてTVに出演している「セレブ女医」的な嘘がある。むしろ、「悩女医」とか「女医哀史」とかという書名の方がよかったような気がする。そこまでひねるのがいやなら「ドクトル・ピノコの女医はつらいよ」とか。
なにしろ、最初の患者の例が、尻に電球を入れた人である。まだ経験の薄かった著者は、それをX線で見つける。医者でなくとも、まともな問診が出来たら低レベル放射線をぶちかますまでもなかったことはわかる。
本書のキモは、なんといっても著者の節回し。これのまわりっぷりを楽しむのが本書の味わい方。一カ所だけ引用させていただく。
こんな姿を男も女も関係なくさらけ出しているのだから、同僚同士で恋が芽生える可能性も非常に低い。そりゃ男だって、三〜四日風呂にもはいらず同じパンツをはいているような女医なんかより、プーンとシャンプのいい匂いがする若いナースの方がいいに決まっているじゃないの。酸っぱい臭い女医とは甘酸っぱい恋は始まらないのであった。
\(^o^)/
だけど、ちょっとオトナの男を誤解していると思う。オトナの男というのは、酸っぱい臭いが結構好きだったりするのだな。そしてオトナの女はさらにもう少し。あと、著者は外科医なのでオペの手洗いのおかげで女医全体の平均より酸っぱさと臭さは少ないように思うのだけどいかがでしょ?
というのは本題ではないのでさておき、こういう節回しがまるまる一冊つづく。スルドイ現況分析やインプレッシヴな提言は、他にいくらでも本がある。難しいことは抜きにして、著者の怨女医ぶりを艶女医してほしい。
Dan the Impatient Patient

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