大成弘子様より献本御礼。
実は全部きちんと解いてから書評しようと思ったのだけど、督促が先に来てしまった。
良問のぎっしり詰まった良書。実際に教科書として使われているだけのことはあります。
本書「プログラマのための論理パズル」は、大学の授業で使えるレベルの、プログラマー、そして原題にあるとおりプロにも「面白くてためになる」パズルを一冊にまとめたもの。
目次 - Ohmshaより- イントロダクション
- 第I部 マインド・ゲーム
- 競争:みなが勝者になれるわけじゃない
- デザイン:想像力に導かれて…
- チャンス:真の幸運を掴め
- 推論:何を考えているの
- 最適化:Doinmorwitles
- 第I部の解答
- 第II部パズルには何が隠されているか
- 第II部の解答
では、プログラマーにとって「面白くてためになる」パズルとは何だろう。私の見解はこうだ。
- 問題そのものがわかりやすく
- それでいてきちんと頭と手足を使わないと解けず
- そして「本当の」問題にも応用が効くこと
本書のパズルは、いずれもこの要件を満たしている。問題そのものの歯ごたえもさることながら、よくぞこれだけ問題を集めたものだと関心せざるを得ない。本書は「読もう」と思えば、解答付きなのでゆっくり読んでも一日で読める。しかし味わおうとすれば、一学期ぐらいかかってしまうのではないか。私もまで全部解いていないのは前述のとおり。
その意味で、本書のコストパフォーマンスは高い。2,520円で一学期楽しめるのであればずいぶんと安い買い物なのではないか。私自身、現代進行形で楽しんでいる。
もう一つ特記すべきなのは、翻訳の質の高さ。きちんと問題を解いた上で訳しているのでずいぶんと手間がかかったと献本者に伺っている。文だけではなくコードも査読しているとのこと。少なくとも、問題そのものが理解できないという理由でつまずくことはないだろう。つまずくとしたら問題を解く過程なのだが、これも本書の「まずウォームアップ問題を解いてから本番にとりかかる」という書き方のおかげでかなり楽になっている。
手元においておいて、知恵の輪を弄ぶように使うのがよさそう。私はそうさせていただいている。
Dan the Puzzler

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