Bullshit.
146:仕事で伸びる人、伸びない人:柳澤大輔「面白法人カヤックのいきかた」ですからメモは自分のためにとるのではなく、相手のためにとるということも覚えておく、すなわち先輩やクライアントの話を聞く時は、ポーズとしてでも、さっとノートとペンを出して真剣に聞いてるまなざしを出すことがまず社会人としての第1歩なのです。
カヤックはもうs/面白//gした方がいいのではないか。「面白法人カヤック会社案内」を以前紹介したことを後悔したくなってきた。
こんな誤った「情報」を新入社員に吹き込む社長も社長なら、それを鵜呑みにする新入社員も新入社員だ。何が誤った?「情」が最優先の場で、「報」を強いていることである。
そこまでメモが大事だったら、録音なり録画なりすればよろしい。ましてやこんなエッセイは自分ではなく新入社員に書かせればよい。仮にメモが大事なのだとしたら、その場で無断で録音なり録画していたりした社員がいたら、多いに褒めなければならないが、それを「面白い」と思う人はどれくらいいるのか。
何でもかんでも「メモるな」というのではない。私もメモをあまり取るタイプではないが、それでも「報」が優先される場合は、取る。例えば本blogのentryでは、
などはメモっている、というより entries 自体がメモだ。その場における私は reporter であり、メモらぬ reporter は reporter とは呼べない。
しかし、新入社員に対する挨拶というのは、どんな場か?
「情」を伝える、場であるはずである。
そこにおいて重要なのは、正確に記録することではない。強烈に記憶することである。speakerの立場であれば、記録を残すことではなく記憶を印象づけるのが目的である。私がspeakerであったら、メモを取る社員がいたら敗北感に苛まれるだろう。
私自身は「模範的な社会人」にはほど遠いので、ここで別の実例をあげさせていただく。この「情」と「報」の違いを知悉している方として、私が最も強い印象を持ったのは、この方である。
目次 - 生命保険 立ち上げ日誌: 直球勝負の会社- 第1章 還暦ベンチャー発進!
- 第2章 戦後初の独立系生保の誕生
- 第3章 手作りの生命保険会社
- 第4章 保険料を半額にできるか
- 第5章 起業の原点は日本生命での経験
- 第6章 直球勝負は始まったばかり
本書、そして「生命保険入門」の著者にして、ライフネット生命保険を立ち上げた出口治明氏その人である。
驚くべきことに、自伝である「直球勝負の会社」によると、同氏は30歳の時に手帳はおろか時計すら携帯することをやめたのだそうだ。手帳はまだしも、時計を持たないというのは本当にすごい。「社会人」にとって、時計を持たないというのは禁煙より難しい芸当ではないか。
生命保険というのは、最も「報」が重要な仕事の一つである。しかし、いやだからこそ、人と語るときは全身全霊で語る。その際、手帳や時計は邪魔なのだ。「報」、すなわち精確なデータが必要であれば、それは別途用意すればいいのである。氏と私は対談したことがあるが、本当に気持ちのよいひとときであった。そして単に気持ちがよかっただけではなく、何を語ったかを、記事になっていない部分、できない部分を含めてしっかりと覚えている。
デートの時に、あなたは相手がいちいち言ったことをメモるのか?
逆に、あなたは次のデートの約束をメモらないのか?
「いや、社長の言うことであればそれがどんな場であれメモるべきだ」というのが「社会人としての第1歩」という見識もあるだろう。それはそれでかまわない。
しかし、それのどこが面白いのか?
それをきちんと説明できない会社が「面白法人」を名乗るのは、生保でもない会社が社名に「生命」をつけるのと同じぐらいひどいというのが、私が受け取った「情」である。
Dan the Emotional Being

> Posted by 面白法人カヤック 柳澤大輔 at 2009年05月08日 13:53
なんか偉いひとがいいわけしてるのってみっともないね。