相変わらず、一般会計ばかりを話題にしているけど、そろそろやめないか。

[10年度予算]過去最高95兆380億円 概算要求 - livedoor ニュース
政府は16日、10年度当初予算の概算要求で、一般会計総額が過去最高の95兆380億円となったと発表した。子ども手当などの鳩山政権のマニフェスト(政権公約)に沿った政策を盛り込み、09年度当初に比べ、6兆4900億円(7.3%)増加した。政府は今後、査定作業を本格化させ、年内の予算編成を目指す。

本当に我々が何をいくら政府に治めて、政府から何をいくら受け取っているのかこれではさっぱりわからない。

見るなら、こちらだろう。

政権交代前に作られた資料だが、実によく出来ている。

まず、一般会計と特別会計を連結すると、こうなる。

gross-vs-net-2009

グロスで443.5兆円、ネットで206.5兆円。民主党が言っていた200兆円が、これである。

次に、ネットの内訳を見てみよう。

net-io-2009

歳入面で見ると、保険料及再保険収入が目立つ。

で見た通り、この部分は累進ではなくフラット「課税」になっていることがここからも見て取れる。

歳出面で見ると、国債費は最大だが、これ、実はここの部分だけネットではなくグロスになっている。政府は借りつつ返しているので、本当に見るべきは差分+利払比だ。

それを反映させた、最終的なネットP/LのLがこれだ。

net-expenditure-2009

議論のたたき台とするべきは、こちらの方ではないのか。

よく出来た資料だが、不満もある。最大の不満は、国に関する部分しかわからないことだ。地方の分も連結しなければ、何をいくら政府に治めて、政府から何をいくら受け取っているのかはまだわからないのだ。例えば地方交付税交付金は、地方まで連結すると消し込まれる。

いずれにせよ、今や政府最大の仕事は社会保障であり、そして最大の「税項目」が社会保険料であることは確かで、この部分がフラットであることが「累進感のなさ」の原因ということは改めて分かった。

Dan the Taxpayer