というわけで、Kindle買ってみた。

もちろん、Apple iPadと(後に)比較してみるためである。

結論から言うと、「元は取れる」が、「お買い得」とは言いがたい、となるだろうか。

  • 一昨日注文して昨日届いた。しかもユーザー登録済みの状態で。後者に関して言えばiPhoneよりいいおもてなし
  • しかし箱のてっぺんにディスプレイの保護シートを除いてむき出しの状態で入っていたため、箱を開けた勢いで落としてしまった。本体は無事だが、ディスプレイの縁がちょっと欠けてしまった。私が粗忽とはいえ、もう少し入れ方工夫して欲しい。箱はそっと開けること。
  • 最初に入っているのはKindle User's Guide, 4th Ed.とOxford American DictionaryとJeff Bezosからの手紙。
  • ACアダプターはiPhoneのそれよかオサレかつ機能的。USBケーブルもKindle側は普通のmicro-B コネクターで、他の機器にも使い回せる。
  • USBに繋ぐと、容量1.6GBのUSB Mass Storageに見える。ディレクトリー構成はこんな感じ。
    • audible - Audio Book の収容領域?
    • documents - ここに購入した本(.azw)や読書状態(.mbp)などが収容される
    • music - ここにmp3ファイルを入れると演奏できる。演奏はExperimentメニュー経由だが、曲目のリストは出ない。ただのBGM
    • system - こわくていじれない。が、検索インデックスなどもこの配下に作成される。
    Kindleのバックアップは、よってこれをそのままコピーすればよい。通常の使い方なら、documentsだけでも事足りそうだ。
  • フォントが埋め込まれているのであれば、PDFは日本語でもおk。
  • 隠し機能として、GIF/JPG/PNGが詰まったzipファイルを「本」として読むことができる。picturesというフォルダーを作ってそこに.zipか.cbzを放り込めばおk。ちなみに読書状態は.manga_saveというファイルに保存される。@hitoriblog++
  • それを利用して入れてみたのがこちら。
    screen_shot-46591
    スクリーンショットは、alt+↑+Gでとれる。CCで公開してくれている瀬尾浩史&サークル架空線++。これ、Ubuntu使いでなくても楽しめます。おすすめ。
  • それを実際にスキャナーにかけてみたのがこちら。そう。E-InkなKindleは直接スキャナーやコピアーにかけられちゃうのだ。 見ての通り、黒は黒だが白はグレー。漫画リーダーとして見た場合。品質は雑誌クオリティといったところか。期待以上だが満足できるレベルとは言いがたい。
  • 実は一番改善を望みたいが、改善しがたいのがページめくり。E-Inkのアキレス腱がここ。遅い上に一度真っ黒になるというか反転するというか。そして1秒以上かかる。

というわけでとりあえずまとめると

  • 英語力ゼロでも意外と使える。PDF/cbzリーダーとして使えばよし
  • しかし1.6GBはきつすぎる。特に漫画リーダーとしてはつらい。後述のスクリプトを即興で書いて、Kindle Optimizeされたcbzをこさえたのだけれども、「うぶんちゅ」一話分で1.5MB。1ページ100KBとして15,000ページ。漫画だと100巻でいっぱい。美味しんぼ全部入れるの無理です><。減色すればもっと行けるのかもしれないけど、仮に1/10だとしてもとても足りませぬ。ちなみにOADは900KB。英語の文字のみならもっといけるのか
  • これがi(Pod|Pad|Phone)なら、全アーカイヴはiTunesに、そして特定のプレイリストならぬリードリストにある書籍のみをコピーという使い方が簡単にできるけど、Kindleでは今のところ手でやる羽目になる--ように見える。
  • が、HomeにはArchived Itemsなるものが末尾にある。これはいったいなんだろう。
  • モバイルデバイスとしての機能を見れば、KindleはiPhoneどころかiPod Nanoにも劣るのは確か。勝っているのはディスプレイの広さとバッテリーの持ちぐらいではある。正直iPadとは勝負させる気すら起こらない。
  • しかし私はこういう Less is more な道具が好きだ。昨今の NetBook が"Not good for anything"だといった Jobs には禿同だが、 EeePC 701 はまさにその非力さ、チープさのおかげで嫌いになれなかった。よって買うなら6インチ。DXは悪い意味で NetBook になりそうだ--大幅値下げしない限りは。

Dan the Kindle Newbie

#!/usr/local/bin/perl
use strict;
use warnings;
use Imager;
use Archive::Zip qw/:ERROR_CODES :CONSTANTS/;
use File::Basename;

sub help{
    die $0, "src_dir [dst.cbz]";
}

my $src_dir = shift or help();
my $dst_cbz = shift || basename($src_dir) . ".cbz";

opendir my $dh, $src_dir or die "$src_dir:$!";
my @files = grep /(?:jpe?g|gif|png)\z/i, readdir $dh;
closedir $dh;

die "There seems no image in $src_dir" unless @files;

my $zip = Archive::Zip->new() or die;
my $zdir = $dst_cbz; $zdir =~ s/\.\w+\z//;

for my $file (@files) {
    warn "$file\n";
    my $img = Imager->new;
    $img->read( file => "$src_dir/$file" ) or die $img->errstr();
    $img = $img->rotate( right => 270 ) if $img->getwidth > $img->getheight;
    $img = $img->scale( xsize => 600, ysize => 800, scale => 'min' );
    my $data;
    $img->write( data => \$data, type => 'jpeg') or die $img->errstr();
    my $dst = $file; $dst =~ s/\.(\w+)\z/.jpg/;
    $zip->addString($data, "$zdir/$dst")->desiredCompressionMethod( COMPRESSION_STORED );
}

$zip->writeToFileNamed($dst_cbz) == AZ_OK or die "$dst_cbz:write error";