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これは、「可能性が高い」ではなく実際そうなることが確認されている。

日本ではiPadは「大きめのiPhone」に過ぎない - 池田信夫 blog
「地域によっては一部の機能、アプリケーションをご利用いただけない場合があります」という断り書きがあるので、日本では3月に(Wi-Fi版が)発売されても、当分はiBooksは使えない可能性が高い。

だから、どうした。

iBooks Storeなんて、待つ必要がどこにあるのか。

Book Storeならすでに存在する

iTunes Store にはすでに電子書籍という部門が存在する。

iTS-Top15

単体アプリということもあって今のところ画集や漫画が主だが、それでも「弾言」と「決弾」は多いに売れてくれた、いや今なお売れている。弾言しよう。読者は電子書籍に飢えている、と。

やっと漫画がきちんと読める

日本で漫画が読めないというのは、日本でそばが食えないに等しい。電子書籍リーダーのデファクトスタンダードがどうなるにせよ、漫画が読めなきゃ意味がない。iTunes Storeの「単著アプリ」の多くが漫画であることもこれを裏付けているだろう。しかし 320x480 pixel というのはさすがに狭い。フルカラーなおかげでアンタイエイリアスが効くので、「狭い画面にしては」読みやすい方だが、そのままだとフキダシの字が小さすぎて目が痛くなるし、拡大縮小していてはページめくりのスピード感が損なわれる。

Kindleの白黒画面は意外と行ける。が、悲しいかな白がグレーすぎる。雑誌の代わりにはなるかも知れないが、単行本の代わりとなるのには無理がある。

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それが、iPadではこうだ。

これでも実は紙ほど精細ではないのだが、ほとんどそれを感じさせない。特にカラーの場合、紙より発色がよい場合さえあるだろう。

日本語がはじめからサポートされている

「140,000のアプリ」には、すでにiPhone用にリリースされた電子書籍アプリも当然含まれているはずだ。「弾言」も「決弾」もそこ含まれる。もっとも大半のアプリでは、各ページはラスター画像として保存されているので日本語環境への依存も少ない代わりにページレイアウトも変えられない公算が大きいのだが。

いずれにせよ、 iBooks Store がなくともすでに電子書籍を始められる環境にあることを、私は身を以て知っている。このまま黙って先行者利益をむさぼったっていいのだが(笑)、私は自分が本が売れる以上に人様の本が読みたいのである。

特に漫画は今まで自重を重ねて来た。文字の本以上にかさばる漫画は、文字の本よりも単体としては安いにも関わらず不動産まで含めたトータルコストは決して低くない。漫画は電子的にもややかさばるものの、iPadであればiTunes経由で「この本だけ入れておく」ということが簡単に出来るし、そもそも最低の16GBでもKindleの8倍もある。こち亀だって余裕で収まるだろう。

漫画の場合、電子本だとさらに「一話ごとに売る」というオプションも取りやすい。「雑誌に書き貯めてから単行本にする」必要がなくなるのだ。佐藤秀峰のような作家にこれが福音でなくてなんだろうか。

それで「オワル」出版社も出てくるだろう。しかしまるで生き残れないかというとそうでもない。アプリを出せばいいのである。ディスカヴァーのように。一冊一アプリに躊躇する人でも、一レーベル一アプリなら納得がいくだろう。

大事なことなのでもう一度言う。

iBooks Storeなんて待つな。

電子書籍は、今、そこにある機会なのだから。

Dan the Bookworm, Digital or Classic