今月も Software Design が出る頃となりましたので紹介です。

今月は連載が個人的に目を引きました。id:takesakoの「Ajax/JavaScriptハッカー養成講座」はJSに対する風刺が効いているのだけど、今回はそれがまた格別。typeofの返り血、もとい返り値を評して曰く、「これはどうも言語の設計ミスなような気がしないでもありません」。だよねー。

逆にいつも生真面目な(それがむしろコミュニティで異彩を放っている:)id:perlcodesampleの今月の記事は「日本語の扱いをマスターしよう」。メンテナ冥利につきるというものです。

もちろん私も本誌に連載を持っているので、彼らの活躍は実に励まされます。というか、これらがないととてももたない。目下、これと月刊宝島の連載がドM連載の双璧なのですが、今回はこの連載のきつさというのをネタの一つにしてみました。よろしかったら七転八倒ぶりをご確認くださいませ。

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WEB+DB PRESS vol. 59

今月はWEB+DBが出る月でもあります。

今年春の紙面改訂で、Software Designとの棲み分けがはっきりしてきましたね。WEB+DBは本来のWEBとDB、Software Designはもっと一般的かつ基礎的な課題という感じで。その違いが最もよく現れているのが、JavaScriptの連載の違いかも。言語にフォーカスしたSDの連載に対し、id:uupaaのWDの連載は、DOMとブラウザーにフォーカスしていて。今回の記事は特に凄くて、一読者としてはGoogle JavaScript Style Guideよりこちらの方がより読まれるべきだとも思います。JavaScriptにおける"Perl Best Practices"はこれといって言いでしょう。やりすぎ感も含めて:-P

Perl Mongerとしては、id:gfxText::Xslateの記事にも注目。きれいだろ…。テンプレートなんだぜ。ほんとここまで来ると「ただの」テンプレートにしておくのは惜しい感じ。もっとも見方によればPHPも「ただの」テンプレート言語ではありますが。

そのPHPの内部に関して今回はずいぶんとつっこんだ記事が多くて、例えばガベージコレクションの話など、PHPで書(かない|くのは勘弁したい)人も興味をそそらずにはいられないのではないでしょうか。でもfunction () use ($hoge)はないわーWwWと思いきや、Python 3にもnonlocalなんてあるしorz

きりがないのでこのへんで。両誌ともよろしくお願いします。

Dan the Contributing Writer