作者より献本御礼。

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これぞ、田中茎一! この一年見た中で最高にくだらない一品。未田中な人の人生世知辛すぎ!

ベタを極めるとネタになるというのが「アストロ球団」なら、エロを極めてもやっぱりネタになるというのが本作だ。

本作「みなりの青春」は、下ネタ100%という意味において純文学ならぬ純漫画。第一話にして右のとおりである。しかし主人公濡立ちみなり、17才にして5才の娘を持つ人妻は、「全クラスの男子と関係(SEX)を!!ひとりも童貞を残すな!!」というスローガンのもと、A組の男子を出席番号の順に次々と喰っていた主人公をみるに見かねて妻にした夫にして担任教師の夫の次におっとなしい人物であることがすぐに明らかとなる。

たとえば、天国明希。あまりの名器ゆえに、さきっぽが入った途端男が死んでしまい、ピストン運動というものを知らない。

あるいは、人の心が読めるがゆえに男に幻滅した処女、夢野おかずが見いだした、Hな妄想とは無縁なはずの枡多辺俊太郎。彼の心をいつも占めているコップの正体はいかに!?

ここまでくだらないと、もはやエロさは記号となり、笑いだけが残る。笑うのに忙しすぎて男根、いや恥軸はぴくりともする暇がない。少なくとも弾根はそうだった。まるで「あずみ」の無の構えではないか。

その意味で、ベースとなっている手塚絵というのはちょっと不利かもしれない。ネタ抜きの手塚絵には微エロ成分があるので。むしろ巻末の藤子絵の方が「100%エロはもはやエロならず」という無恥の境地に入って行きやすいかも。あるいは本宮絵か。

でも、斜伊恵夢子はふつうにエロい。器用さはアストロ球団に余裕でFAで入れるレベルだけど。

オビより

ひとつ人命救助だと思ってお買い求めの段、お願い申し上げます。

買わないと谷間じゅんが舐めたあなたのリコーダーを天国明希のあそこに、というのはどうか。