けだし同感。
【本田雅一の週刊モバイル通信】 iPad 2とSony Tablet、タブレットに関する2つの話題iOSデバイスの観点から言えば、iPhone 3GとiPhone 3GSの差よりも、新旧iPadの間にある差は、“現時点では”小さいと思う。ただし将来も見据えれば、徐々にiPad 2の方が有利にはなっていくだろう。ブラウザのSafariが高速に動くように、デュアルコアを活かせるアプリケーションが増えれば、A4とA5のパフォーマンス差は広がっていくと考えられるからだ。一部に高速性を活かせるソフトウェアがあるとはいえ、“近い将来への投資”と考えるのがいい。
そうなるのは、想定どおりだった。だとしたら初代iPadを持っている私が慌てて購入する必要はない。
にも関わらず購入してしまったのでレポート。
- 今回購入したのは Wifi 32GB 黒。
- Wifiのみで充分だというのは前回学んだ。今はモバイルルーターもよりどりみどりなのでますますその傾向は強いだろう。GPSがなくても結構位置情報がきちんと得られるというのも今までどおり。
- 32GBにしたのは、初代が16GBだったという理由以上の理由はない。AirPlay と iTunes Home Sharing のおかげで、ローカルに必要な容量はむしろ減ってさえいる。が、これでGBを超える大容量アプリに対しても遠慮する必要がなくなった。在庫が潤沢そうな今回でも64GBは各地とも早々に売り切れていたようだけど、それだけあるとむしろiTunesとの同期がおっくうになりそうだ
- 今回は黒のみならず白も最初から選べるが、私の選択は黒。
- 初代を購入したのは、11ヶ月前の2010年5月28日。まだ一年経っていないのだ。当時のFlashが見れない、iPhoneアプリが間延びするといった不満は、iPad2を待たずして時が解決していてくれた。すでにiPadに最適化されたアプリの数はすでに6万5000を超え、3.2だったiOSは4.3となり、そしてFlashを必要としたWebサイトの多くがHTML5化された。すでにiPadがなかった頃の世界がどうだったのか、私は思い出せなくなりつつある。
- だからこそ、iPadの能力を「過度に期待する」アプリも増えてきた。その筆頭が Echofon で、私がiPadで愛用しているtwitterクライアントなのだが、これが実に重かった。ストリームAPIに対応しているので読みやすさ抜群なのだが、いざ書き込もうとするとバックグラウンド処理が重たくて文字入力が滞る。デュアルコアはこういう場合に真価を発揮する。一番使うアプリが一番恩恵を受けたわけで、これだけで元は取れた。
- 「風呂の蓋」ことSmart Cover も当然入手。これ、実によく出来ている。磁石の強さは、「蓋」の端を持って「風呂釜」をつり上げられるほど強く、それでいて簡単に外れる。「めくり上げる」とスタンドになるのはAppleも宣伝している通りなのだけど、ふつうに手に持っている時にもいい具合に手すりになる。
まあお約束ということで。一番風呂蓋らしいということでブルーのポリウレタンにした。
- 二代目には先代にはなかったカメラもついている。ただしiPhoneではなくiPod Touchクォリティ。
「まさかカメラとして使うまい」というわけでこの解像度なのだろうけど、実はこの部分が一番「おしかった」り。iPhoneより大きくて重いiPadは、意外とカメラとして優秀なのだ。+100ドルでもいいからiPhoneクォリティのカメラ搭載版が欲しくなった。
- 地味にうれしかったのが、外部ディスプレイへのミラーリング。それも縦横きちんと切り替えられるってのが実にAppleらしいこだわり。
それをカメラと組み合わせると、こんなことに。電子合わせ鏡。
より安く、より速く、より軽く。厳密にはドル建てでは先代と同じなのだけど円高のおかげで日本では「より安く」が実現した。しかしそれら以上に評価したいのは、「より正しく」。あるいは「よりiPadらしく」なっていること。
アップルで働くまで、イノベーションというのは「今にない、新しいものを作ること」だと思ってた。でもそれは違って、イノベーションというのは「未来にある普通のものを作ること」なのです。この違いを理解できるまでかなり時間がかかった。
iPad2は、iPad「1」よりずっと「普通」だ。
もう新製品に期待以上の不安を感ぜずにはいられない、普通の人にも安心して薦められる。まだの人は、ぜひ。
Dan the Owner Thereof


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