体調が悪いと、こういう系のことをするなあ私。
UbuntuをUSBメモリーやSD Cardにインストールして使っている人は少なくないと思われますが、どうせなら Intel Mac でも使えるようにしてみようと。
サイズは8GB以上あればOK。最近はClass 10でも千円ちょっとで買えます。
今回使ったのは余り物の Class 6 8GB。それでもそこそこ使えるものができました。
Macで下準備
まずは Mac の Disk Utility でパーティションを二つ切ります。
一つは100MB以上でジャーナリングなしのHFS+ (Mac OS Extended)。ジャーナリングなしにしたのは後にUbuntu側からも書き込めるようにとの配慮からですが、ジャーナリングがあっても Read Only でマウントはできます。ここでは1GBを指定しました
そして残りをUbuntuに。どうせインストール時に消してしまうので、フォーマットは何でもかまいません。
そしてOptions…で"Master Boot Record"になっていることを確認したら、applyします。
フォーマットが終わったら、rEFItをSDカードの先頭パーティションにインストールします。Macの起動ディスクではない点に注意してください。
ディスクイメージの中のefiフォルダーをコピーした後、Terminal.appで以下のコマンドを実行します。
$ cd /Volumes/HFS+/efi/refit $ sudo ./enable.sh $ cd
これで下準備は終了です。SDカードをイジェクトしたら、残りの作業は他のPCでもOKです。もちろんMacでもできますが。
Ubuntuをインストール
あとはSDカードの二番目のパーティションにUbuntuを普通にインストールするだけ。スワップを作らないと警告が出ますが、これは無視してもかまいません。
結果
こうして作成したSDカードはIntel MacもPCも起動できます。Macの場合は起動時にOptionキーを押しながらrEFItを選択し、PCの場合はBIOSの設定でSDカードを内蔵ディスクより優先する設定にしておきます。後者の場合PCによって設定が異なったり、SDカードスロットから起動できなかったりするのですが、その場合でも外付けUSBカードリーダーを経由すればおそらく起動できます(VAIO Wがそうでした)。
MacBook 1,1 (外付けSDカードリーダー経由)
EeePC 701
留意点
一番の問題点は、 Boot Camp が入ったMacではこの手が効かないこと。rEFitを使ってもWindowsが起動してしまうのです。
しかしこの方法を使えば、MacやPCの内蔵ディスクを何一つ傷つけることなく、かつPCのみならずMacすら起動できる「万能起動ディスク」が作成できます。それも、「インストーラー」とか「レスキュー」とかの単機能ではなく、ブラウザーやオフィススイートまで入っているという点でも万能です。起動が遅いのは難点ですが、一度起動してしまえばその他の作業は内蔵ディスクにインストールした場合と驚くほど遜色ありません。
いざという時のために一つ作って財布に入れとくといいかも。
Enjoy!
Dan the Man with too Many Computers to Boot
このブログにコメントするにはログインが必要です。
さんログアウト
この記事には許可ユーザしかコメントができません。