Twitterから来た質問。
@dankogai さんならtruthy、falsyをどう訳したり説明したりします?訳に関しては真、偽でも文脈から意味を想像できるからいいのかなと自分は考えたんですけど。 http://t.co/aqWJJr9
'truthy', 'falsy' の和訳は「準真」「準偽」ではだめっぽい orz
結論は、タイトルのとおり。
よって"truthy"は「真値っぽい」、"falsy"は「偽値っぽい」でいい。
なのになんで質問者がこんなに悩んでいるかは、原文の内容が本当のところは「っぽくない」ところにある。
truthy, falsy の訳について考えてみた。 - Block Rockin’ CodesJavaScript であれば、 'falsy' な値として以下のものがあります。
- false
- undefined
- null
- 0
- NaN
- ''
これらはbooleanではないけれど、booleanとして評価した場合、絶対確実にfalseになる。時と場合によりtrueになるという曖昧さはない。曖昧、あるいはそう見えるのは型ではあっても値ではない。
そういうものを「ぽい」してしまってよいのかというのが質問者の悩みのはずなのだけど、それを言うのであれば、そもそも原文の truty と falsy が「なげて」いる。そういう原文の「なげやりさかげん」は、「半」とか「準」とかつけたら失われてしまう。
そう。「悪い」のは原文なのだ。
だから邦訳もその「悪さ」が見えるものが望ましい。
余談であるが、ラクダ本はそういう「悪さ」を臆面もなく出したという点で画期的な一冊だった thingy なんて言葉まで出てくる。翻訳者泣かせではあるが、英語としては実に自然だ。いや、「普通の言葉っぽい」。
というわけで、原著者がそれ「っぽく」ええかげんに書いているのを「半でもない準でもない」と悩むのは懊悩の無駄遣い。それ「っぽく」訳すのがいいっぽいよ。
Dan the Truth(worth)?y

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