なぜハノイまできてこういう記事を書いているのかさておき、忘れないうちに書いておきたいので。
Lionがリカバリーパーティションを連れてきた
OS X v10.7 Lion で加わった新機能の一つが、リカバリーパーティション。わずか650MBだが、OSの再インストールにとどまらず、Time Machineからの復旧など、今までのリストアDVD/USBメモリーに出来ることがすべて出来る上にSafariまでついているので、復旧方法を調べたり人に尋ねたりすることも出来る優れもの。よくWintel Notebook についている「リカバリーしか出来ない」パーティションとは天と地の差がある。
とはいえ、完璧に「今までと同じ」というわけには行かないので、これまで見つけた注意点をいくつか。
How it is installed
リカバリーパーティションは、OS X Lion をインストールしたパーティションを650MB分「縮めて」作られる。つまり、リカバリーパーティションは必ず「次の」パーティションとなる。
% diskutil list disk0 /dev/disk0 #: TYPE NAME SIZE IDENTIFIER 0: GUID_partition_scheme *251.0 GB disk0 1: EFI 209.7 MB disk0s1 2: Apple_HFS dan-mba32 216.4 GB disk0s2 3: Apple_Boot Recovery HD 650.0 MB disk0s3 4: Microsoft Basic Data BOOTCAMP 33.8 GB disk0s4
上は Snow Leopard をインストールしてあった(今や一世代前の) Macbook Air のパーティションの状態であるが、そのとおりになっていることがわかる。
Boot Camp
それがどのような問題を起こすかといえば、例えば Boot Camp 。「そのまま」、つまりそこから起動して、普通に Windows マシンとして Mac を使う場合は問題ないのだが、仮想マシンとして起動しようとすると、「パーティションが見つからない」ことになる。確かに今までは/dev/disk0s3だったのに、Recovery HD が間に入るおかげで/dev/disk0s4になってしまうのだから当然といえば当然ではある。
これに対する解決法は簡単で、仮想マシンを作り直せばよい。
「作り直す」といっても、VMWare Fusionの場合はたいした手間はかからない。Virtual Machine Libraryからワンクリックだ。
Multiple Boot (w/ Legacy BIOS)
問題となるのは、OS X、Windows に加えて Ubuntu などをインストールし、rEFItなどで切り替えている場合。
の事例ではいずれもOS Xのパーティションの後に Ubuntu と Windows をインストールしているのだが、これだと今まで/dev/disk0s4だったWindowsパーティションが/dev/disk0s5になってしまい、Legacy Bootが必要なOSは一つしかブートできない。たいていの場合、Windowsがブートできないことになる。
ここで状況をおさらいしておこう。
- Legacy Bootはパーティションを4つしかサポートしていない
- うち先頭パーティションはEFIに割り当てられている
- OS X Lion はそれ自身と Recovery HD のために二つパーティションを用意する
これをそのままあてはめると、Legacy Bootできるのは一つだけとなってしまうのだが、実は以下を念頭におけば、解決法がある。
- OS X はどのパーティションにあってもブートする
つまり、OS Xのパーティションを後ろにもっていきさえすれば、Legacy Bootが必要なOSはEFIの分を引いても三つまでインストールできるということだ。
実際以下の方法で、「旗艦」の地位を Macbook Air に譲った Macbook 5,2のTriple Boot化(Recovery HD も加えれば Quadruple Boot)に成功した。
- OS X LionのインストーラーUSBを作成
- そこからブート
- Disk Utilitiyより内蔵HDD/SSDにパーティションを3分割(実際にはEFIがあるので4つ) 以下は120GB SSDの例。SSDといってもTRIMサポートどころかOS Xからは"Rotational"と認識されるロートルではあるが
- 32GB - for Windows
- 16GB - for ubuntu
- 残り - for OS X Lion
- 最後尾のパーティション(disk0s4)にLionをインストール。その際 Recovery HD も(disk0s5に)作成される
- Windowsを先頭パーティション(disk0s2)にインストール。Boot Camp Utility は使わない。
- この場合ボリュームラベルが"BOOTCAMP"ではなく"Untitiled"になるが、気になるならWindows側から管理者モードでcmdを起動してから
label C: "BOOTCAMP"とでもすればOK
- この場合ボリュームラベルが"BOOTCAMP"ではなく"Untitiled"になるが、気になるならWindows側から管理者モードでcmdを起動してから
- Ubuntuをその次のパーティション(disk0s3)にインストール<
HDDの場合は、先頭パーティションの方が高速なのでこの方法は癪にさわるけど、SSDの場合どこにインストールしようがその点は変わらない。
Enjoy!
Dan the Man with Too Many OSes to Boot
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